気ままな日記
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2008年03月01日(土) 3月

 気づけば春は3月。
今年にはいってからの2か月は、10年にも相当するほどの長い長い月日でした。そうでなくとも、この季節は、今まで寒さで縮こまっていた胸の奥を、なまあたたかい風に無理やりこじあけられるような心持になり、毎年わたしにとっては苦手な月なのである。
 幼稚園に入園したての頃、いわゆる分離不安というやつだったのか、初めて放り込まれた集団に馴染めず、お歌の時間の最中ずっと、ピアノを弾く先生の前に見世物のように椅子を据えられて、みんなの歌声に負けじと、ず〜っと泣きわめきどうしだった、あの不安な気分が蘇ってくるようです。
良くも悪くも大きな出来事が起きるのもこの月。環境の変化も3月。振り返ればその都度、なんとか乗り越え、平凡なそれなりの日常がまた戻ってくるのであるが……。
 
 来週の3日は、息子の高校卒業式。
ここ数年、彼の気難しい器質を扱いかねて、ぎくしゃく+やきもきの連続。大の写真嫌いの彼のこと、校門前でにこやかに親子で記念写真、なんてことは夢のまた夢ではあるが、お忍びで行ってこようかと思っています。


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