囚はれのシネマ日記
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2012年10月01日(月) 囚はれの女

かうなるともう是が非でも、シルヴィー・テステューが
アルベルチーヌに扮する『囚はれの女』を観たくてたまらない。
つまりフランス版の『La Captive』を入手するしかない。
となるとamazonで買ふしかない。
しかしふと、その手があつたではないかと思ひいたる。
いつもカフェオレボウルを物色してゐるフランスのオークションサイトで
そのDVDを物色すればいいのではないの?
さつそくシルヴィー・テステューを検索してみた。
するとずらずらずらずら出てくる商品は百あまり。
彼女の記事が掲載された雑誌、映画のポスター、DVD、
そして小説(シルヴィー・テステューは作家でもある)。
かのDVDは新品で10ユーロ以下からある。
なかでも破格に安いものに眼をつけると、
それはソウルから発送される「これは海賊版ではありません」
といふ但し書きのある韓国製DVDだつた。
韓国製であらうと海賊版であらうと私は構はないのであつた。
むしろ送料がたつたの2ユーロであることがうれしかつた。
字幕は英語とハングル語。
どちらも分からないけれどうれしかつた。
やうやく『La Captive(囚はれの女)』を観ることが叶ふのだから。
その時わたしは素直にDVDはどこでも再生可能と思つてゐた。(つづく)


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