囚はれのシネマ日記
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ようやく『ざくろの色』のDVDを開けて見る。 想像してゐたよりずつとプリミティヴな世界が繰り広げられる。 十八世紀アルメニアの宮廷詩人サヤト・ノヴァの半生をアルメニア生まれで旧ソビエトに渡つたセルゲイ・パラジャーノフが映像化した作品。 あざやかな色彩の氾濫する映画、といふより映像詩だつた。 ひとこまひとこまが絵画、といふより壁画のやうだつた。 ざくろの色とはいけにへの山羊や鳥の流す血の色でもあるのだつた。 アルメニアつてどんな国なのかよく知らない。 けれど、この民族的な音と色彩から見てまつたくヨーロッパではない別の文化、インドとかネパールに近い印象を受ける。 ゴダールはこれに影響を受けて『パッション』を撮つたと言はれる。 そのおどろくべき色彩の片鱗はこちらに。
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