囚はれのシネマ日記
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2004年11月01日(月) 大地震に思ふ

できれば生きてゐるあひだに大地震には出遭ひたくない。
あらゆる災害、戦争、事故、テロにも。
関東大震災が起きたのは1923年。
そのときわたしはまだ生まれてゐない。
戦争が終はつたのが1945年。
そのときもまだわたしは生まれてゐない。
新潟中越地震の被災者は戦争を体験したお年寄りが多い。
わたしの父母も義父母も戦争と大地震の両方を体験した。

あと30年わたしは生きるだらう。
それまでにどんな災害にも見舞はれなかつたらすごくラッキーな人生を送つたことになる。
それまでに大地震に見舞はれたら「ちえつ、あのとき死んでればよかつた」とか思ふんだらう。
東京にもそろそろ大地震が起きるころあひではなからうか。
いやべつに根拠があるわけぢやないけれど。
そうなつたらその被害の大きさやいかに?
家は築30年にもならうとするものだから壊れてもかまはない。
命は一瞬にして圧死なら諦めがつく。
でも避難所でのながびく生活を思ふと憂鬱になる。
不便なトイレと不足したプライヴァシーに耐へられるんだらうかと思ふ。
交通が復旧したらわたしはまづ被災地から脱出することを目論見るだらう。
どこかひなびた温泉地に長期逗留するかもしれない。
あるいはパリかフィレンツェにプチ留学かも。


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