囚はれのシネマ日記
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2004年09月20日(月) 千人風呂

18日に下田の河内温泉、金谷旅館へ。
ここの千人風呂といふのに入つてみたいと思つた。
大正4年に建てられ平成14の改装工事で日本一の総檜大浴場となつたといふ。
お湯も源泉かけ流しで混ざりものではないらしい。
建物も木造のレトロな日本旅館であることだし。
蓮台寺の駅からはほんの3分ほどで門前にはバス停もある。
門を入ると田舎の民家のやうな造りの旅館が金谷山を背にぽつんとある。
のどかなところだ。
2階の客室の窓からはどこからも山が眺められるほど見晴らしがいい。




千人風呂は長さ15m×幅5m、プールのやうに広く千人は無理としても百人ぐらゐのキャパはある。
ただし混浴なので女性はなかなか入りにくい。
そのため女性専用に万葉の湯といふ千人風呂によく似たお風呂がある。
千人風呂と万葉の湯は木戸と格子戸で仕切られてゐる。
女性はまづバスタオルで体を覆ひ(覆はないと淫らな行為となるらしい)万葉の湯の脱衣所から木戸を開けて千人風呂の格子戸までの連絡口へ入る。
この連絡口も腰湯のやうに温泉でひたひたと満たされてゐる。
重要なのは、このとき木戸にかけられた鍵をかならず持つてゆかなければならないことだ。
なぜなら千人風呂から万葉の湯へは男性の侵入不可とするため、格子戸はオートロックになつてゐるからだ。
つまり鍵をもたずに混浴風呂へ入ると女性風呂には戻れなくなるといふこと。
つまり裸で締め出されるといふ状態になる。
さて連絡口の格子戸から千人風呂を覗けばはるか遠くに男性2〜3人がお湯に漬かつてゐる程度。
今が潮時と格子戸を開けてつひに千人風呂の湯に身を任せる。
べつに悪事をはたらいてゐるわけでもないのに居心地が悪い。
素つ裸で気を抜いてゐる男性が視野に入つてくるからかも。
でもわたくしの目的は千人風呂の造りを見ることだけですので万葉の湯へと早々に退散したのでございます。




万葉の湯はお湯の温度や浴槽の深さによつてほぼ4つのブロックに分かれる。
浅いところで漬かつて遊んでゐた子供がスロープを降りて行きいつの間にか水深90cmのブロックへ入り溺れる危険性もありさうな感じ。
水深といふか湯深90cmでは座るといふより中腰がちやうどいい。
あるいは湯中ウォーキング。
浴槽内にはリハビリのためか檜の手すりや腰掛もしつらえてある。
天井は一部がドーム型になつてゐる。
かなりいい雰囲気の温泉だと思ふ。
でも夜遅くまで日帰り入浴客でイモ洗ひ状態なのはいただけない。
夜の9時を過ぎてもまだ女の子たちが大声でおしやべりしながら長湯をしてゐる。
ただし翌朝の7時半には広いお風呂にひとり貸切状態で入ることができた。


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