囚はれのシネマ日記
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画像のアップロードが出来なくなつてしまつた。 画像なしでは気の抜けたサイダーハウスルールなのでちよつと休憩。 スペインから帰つてまだ2週間なのにまたヨーロッパに行きたくなつてしまつた。 たとへば秋のブダペストとかチェコのマリアーンスケー・ラーズニェ。 『去年マリエンバートで』の舞台となつた温泉保養地だ。 ドイツのバーデン・バーデンもいいな。 タルコフスキーの『ノスタルジア』に出てきたイタリアの温泉地も素敵だ。 たしか晩年アントニオーニの撮つた映画(タイトルは忘れた)の舞台フェラーラといふイタリアの都市も素敵だつた。 かくのごとくわたしが行きたいところはだいたい映画で見た場所だ。 今回のスペイン旅行でもいくつか映画のロケが行はれた場所があつた。
まづ『哀しみのトリスターナ』のトレド。 トリスターナが住んでゐた家とそこから伸びる路地。 これはしつかりデジカメに収めてきた。 そして『永遠のマリア・カラス』のロケが一部行なはれたといふコルドバの灯火のキリスト広場。 これは泊まつたホテルから5分ほどのところにあるひつそりした素敵なところだ。 わたしは夕方ひとりでロケのことは知らずに行きたくて行つた。 けれど添乗員のSさんに案内されて灯火がともされた夜もう一度行つたときにそのことを知つた。 ほかには『アラビアのロレンス』、『エル・シド』がトレドからグラナダへ南下するラ・マンチャ風砂漠的風景のなかで撮影されたこと。 ジョニー・デップとジャン・ロシュフォールが出た『ロスト・イン・ラ・マンチャ』もこのラ・マンチャでの映画のメイキングではなかつたかしら? そしてセシル・Bデミルの『カルメン』が撮影されたロンダの広場。 まつたくスペインの風景はどこをどう取つても映画的だ。 結局ヨーロッパ映画が好きなわたしはヨーロッパ以外のどこにも興味がない。 残された人生の時間をそれに費やすといふのはどうだらう。 それはあまりにも非現実的であまりにも魅力的すぎる。
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