海を進む
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日曜日は出勤。今日も彼氏はできませんでした。
大学一年生のとき、サークルの先輩に言われたことがあります。 「きなこちゃん、もっと彼氏欲しいオーラ出さなきゃダメだよ。彼氏ができる確立って 大学入ったばっかりのときが一番高くて、あとはどんどん低くなる一方なんだから。」 私は今年の3月まで6年間大学にいたけれど、6年間確率が下がり続けて、 もうどんぞこにいることになるのよね。 「彼氏欲しいオーラ」をもっとちゃんと出していれば、少しでも確立が高いうちに 彼氏ができたのでしょうか。 だけど私は、特に当時は、彼氏が欲しいオーラなんて絶対に出せなかった。 それってどんなオーラなんだろ? 例えばスカートをはくとか?(とにかくスカートがはけないことが当時から悲しかったのです。) 化粧でもするとか?それかクッキーでも焼いてきてみんなにふるまえばいいの?それとも そんな具体的なことじゃなく、彼氏が欲しいという気持ちを持っていれば誰かが寄ってくるのか。 そのオーラがどんなものでも、絶対ムリでした。だって、はずかしい! 特定の人のことが好きなわけでもないのに(誰かのことを好きだと思い込んでいれば 思考回路はまったく別のものになる、もしくは思考回路は壊れる)、誰かと付き合いたいとか 誰かを彼氏と呼びたいとか、そんな風に思ってることを「オーラ」として表にあらわすなんて、 はずかしすぎたのです。 それは自分が彼氏がいて当然な者であるという自信を表すことと一緒だと思えたわけで。 もし密かにそんな自信があったとしても、それを表に出すことで未だ見ぬ彼氏はどんどん 余計に遠ざかる気がしたわけで。 (心の奥でどう感じていたかは別として)大学に入ったばかりの私は、外見の美しさは 内面の美しさが反映されるとか、誰でもいいから彼氏という存在が欲しいというのは絶対に 間違っているとか、彼氏が欲しいなんて思わなくなったとたんに不思議とできるものだとか、 頑張っている姿は誰かが必ず見ていてくれるとか、そういう類の理解を頭では しようとしていたのでした(高校時代に何かに洗脳されたのか?)。 そんな私が彼氏欲しいオーラを出せるはずもなく、かと言って、彼氏なんかいらないと強がったり 割り切ったりすることもできず、中途半端にヨロヨロとキャンパスライフを蛇行し、 彼氏ができる確立を下げ続けながら、ここまで来てしまいました。 ここまで来てしまった私は、片思いとかはそれなりにしたし、今までにいろんなことを 考えたけど、余計に理屈っぽくなって、冷静になって、慎重になって、 彼氏なんかできる気配もないのよ・・・。 もう何年かすると、私は彼氏というものがいた経験がないまま 「結婚したいオーラ」を出すか出さないかで中途半端に悩むようになるかもしれません。
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