| 2002年12月14日(土) |
「待つ」ことの大切さ / ふたご座流星群 |
午前中、ぱちん、ぱちんと枝を切り落とす音が聞こえてきました。
前の家の方が、柿の木の枝を切ってしまわれたのです。
お昼前、いつものように”柿の木レストラン”にやってきた小鳥たちは
ピチュピチュピチュ… ん?
そして、がっかりしたように、Uターンしてどこかへ行ってしまいました。
小鳥たちがやってこなくなってしまって、少し寂しいです。
お昼から、京都造形芸術大学であった、
河合隼雄氏の公開講座にまいりました。
これは、来年の秋、設立されるという「こども芸術大学」に向けての
連続公開講座のひとつです。
河合先生のジョークをまじえた話し振りはおもしろくて、
すぐにお話に引き込まれて行きました。
そしてそれは、時に耳に痛く…(笑)。
「教育」というのは、「教える」と「育てる」
教師も親も「教える」ことに熱心だが、
「育てる」ということがなかなかできない。
育てるには、”待つ”ことが必要だというのが、とても印象に残りました。
うーん、確かに。
待つことの大切さをあらためて感じました。
(そう思いながら、なかなか出来ないんだけれど…(^^;)
_________________________________
夜、11時過ぎにベランダに出ましたら、
はっと息をのむ程、美しく大粒の星々がまたたいていました。
冷気が頬のきゅーっと引き締めます。
そうだ…今夜は、ふたご座流星群。
お月様が沈む2時頃まで、がんばって起きていることにしました。
1時45分頃、ふたたびベランダに出てみました。
一瞬、星がない…と思ったのですが、
目が慣れてくると、東の空には小さな星たちが風にゆれるように
小さな輝きを灯していました。
そう、先ほどの大粒の星たちは、今はみんな天頂にいるのです。
しばらく見ていると…あ、
”すぅーっ”と、星が流れました。
その後も、2〜3分おきに流れて行きます。
流れるたびに、心が、ぽっと明るくなって、寒さも気になりません。
「あと1個見たら…」そう思いながら、
結局、十ほど流れるのを見て、部屋の中に入ったのでした。
|