|
ふと、気付いたこと。
いつの頃からか、何か気負いみたいなものがなくなっているらしい。 プライドのひとつが崩れた…とでも言うのか。 どうしてもこれだけは…という頑固なこだわりが無くなったのかもしれない。
プライドの幾つかは、何年か前に崩れた。 ひたすらオリジナルな創作にこだわっていたものが、 自分が本当にやりたいことをやるためなら、 版権やパロディで遊んだって良いじゃないか、という気持ちになった。 別に商売でするものでは無いのだから、 やりたいこと、楽しいことを追求すれば良いのだと。
できる時もある、できない時もある、 でも、できる時にその時の一番出したいものが出せれば、 それは形になって残るし、充足感となる。 こだわりにこだわって形が作れず、憔悴感だけ残っても悲しいばかりだ。 それに気付いた時、しがみついていたプライドは崩れたのだ。
そしてその充足感を得たことで、実は別のプライドもグラグラしていた様だ。
来月からまた新たなことを始めることになった。 極めてオフライン的なことなので詳細は省くが、 それは多分、今までなら決して目が行かなかったものではないだろうか。
実際自分でも気付いていなかったと見えて、 昨日「本当に良いんですか?」と聞かれて初めてはっきり自覚した様である。 「いや、良いんですよ。だって、好きだもん」それが答え。
やりたいことは何か、自分にとって幸せな瞬間は何か、 それはこだわっていたプライドとは別のところにあった。 そのプライドを意識している間は絶対に浮かんでこない。
でも最近ある場所でそのプライドが崩れたに違いないのだ。 自分が好きなことは何かが、ぼんやりと見えたような気がするから。 だから、今、以前なら考えてもみなかったものを前に、ワクワクしている。 絶対に譲ったらやっていけないと思い込んでいたこだわりを 貫こうとした時のストレスと、 それを取り払ってしまった時のこのワクワク感。 どっちが楽しいか…というのは改めて考えなくたってわかる。
今回のものも、本当に完全に合っているのかは始めてみないとわからないけれど、 今のワクワクは大切に持ち続けたいな…と思うのだった。
プライド崩壊、ばんざーい!
***
ちょっと健康診断してきました。 なかなかに鬱陶しくて往生したので、ちょっと感想など書いてみました。
【物思ふ風景 → P.9】
|