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2003年11月26日(水) 「ひらがな日本美術史5」

今日大笑いしたトリビア。
 「カモシカのような足 の カモシカの足は太い」

***

極めて自分に合う仕事…というものと出合えたかどうか。

***

本日読了の本

・橋本治「ひらがな日本美術史5」新潮社

 ひらがな日本美術史も第5巻まで来て、ひとつ気付いたことがある。
 私は絵よりも立体が好きだということ。

 鎌倉時代の彫刻が好きだと思った。
 光悦の硯箱が欲しくなった。
 そして今度は印籠である。

 そう、実は私、印籠というものを勘違いしていたのだ。
 印籠とは昔おじさんがポケットに入れていた
 白金カイロみたいな形だと思い込んでいた。
 でも本当の印籠はもっと細かく段々に別れていて、
 小さな重箱みたくなっているのだ。

 この重箱の細工がなんとも美しい。
 筆者も悩んだ何を入れるのかも解らないほど細かく分かれた重箱、
 それを繋ぐ紐と、それを束ねる緒締と根付。
 で、その分解バラバラな重箱の表面に、
 きちんと繋がった絵が細かく描かれている。

 漆に蒔絵の印籠はもちろん容易に手に入るものではないし、
 もし手に入ったとしても使い道が無い。
 筆者氏が予想する使い方が本当に当たっていたとしても…だ。

 漆に蒔絵のは要らないけれど、どっちかというと作ってみたくなる。
 実用性なんかなくて良い、この美しい形が作ってみたい。

 絵の方は、曽我蕭白の情けな系動物が好き。
 そして実は歌麿にも写楽にもあまり興味が無いことに気付く。

 で、やっぱり立体の盆栽が好きかなぁ…。

 何が好きなんだろうと考えたら、全般的に遊び心があるものが好きらしい。
 って、結局まんまやんか!

 こうして自分の好みが見えてくるのは楽しいです。
 作りたいものができたのは新たな収穫ですね。
 新聞の広告から始まったこのシリーズのチョイス、
 思った以上に得た物は多かったようです。

***

+TVネタ+

◇今週の伊東家

・黒ずんでしまった銀製品は、ティッシュにつけた口紅で拭くとピカピカになる。

・アツアツの肉まんは、具が見える程度に両側をかじり、
 中に3回ほど息を吹き込むとほどほどに冷めて食べやすい。

・ビニール袋に入って売っていた葉物野菜は、袋の下の両端をちょっと切って
 穴を開け、水を袋の口いっぱいまで入れる。
 そのまま水が完全に切れるまで放置し、袋の上を折って真ん中だけ
 テープで止め、冷蔵庫で保管する。一週間ほどは新鮮さが保たれる。

・手についた生魚の臭いは、大根おろしのおろし汁で洗うとほとんど落ちる。

・気になる相手の気持ちを知る方法
 気になる相手に聞いてみる
  「今私が飲みたいと思ってるジュースは、
   りんご、オレンジ、ぶどうのどれだと思う?」
 りんごなら好き。
 オレンジなら普通。
 ぶどうなら嫌い。

試してみよう!


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