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何とかラスまで行きました。 これで2本、ざっくりと形ができたので、暫し休息、 ちょっと図書館で資料を探すなどして、新たな目で修正を施して行こうかと。
いやぁ、こんなん書くの初めてです。 で、書き始めてみたのは良いけれど、とにかく知識が無い。 やっぱり、目と頭がが肥えてないとアカンねぇ。 勉強です、勉強。
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注文していたCDが届く。
「XENAKIS管弦楽作品全集 vol.III」
少し前、TVでちらっと紹介されているのを見ての衝動買いである。 このCDの最初に収められているのが、作曲家Xenakisがピアノ・パートを 10段もの楽譜に書き起こしたと言う、その世界では伝説の楽曲「Synaphai」。
その楽譜たるや、相当なピアニストが見ても、どんな音が出るのか想像できず、 一度弾けば、あまりの難易度に流血の演奏となる…といういわく付きのもので、 それをなんと日本の、それも作曲家御墨付きのピアニストが弾いている… というので話題になっていた、という訳だ。
このCDを扱っているSELサイトでは、そのTVでの紹介があった直後から、 その手のジャンルでは異様と思われるほどの注文が殺到した、という事で、 まぁ、今それを手にしている自分も、そういうミーハーな一人であるのは確かだ。
興味を持ってしまった部分というのは、その異様な楽譜の話でもあるのだが、 実の処、独学でピアノを学び京大卒業後に頭角を現わし賞を取り交響楽団に連出、 この「Synaphai」を弾いた時にはまだ28歳だった…という日本人ピアニストの インパクトが余りに大きかったからだろう。
そのSELサイトでは「頭脳も、体格も、打鍵の力強さも、キャラクターも、 すべてにおいて日本人離れしている」と紹介されているが、 TVで見、経歴を聞いた限りでは、呆れるほど絵に描いたように典型的な、 我々の周辺に幾らでも見かける“あの人種”の拡大版である様に思える。 非常に非凡に突出しているので、あまり同じに思えないだけで。
で、肝心の曲の方だが、楽譜がそんなだから、聞いてもさっぱり解らない。 元々クラシックにはほとんど知識も興味も無い人間なので、尚更だが。 まぁそれでも、恐らく前衛クラシック(どんなだ!)なのではないかな… くらいには想像できる。
曲調はマイナで、精神状態に依っては聞いているとドッと落ち込みそうである。 しかし、某巨大掲示板のこのジャンルの場所には、この曲は向こう三軒両隣に 菓子折を配ってでも、持てる再生機器の最大音量で聴くべし…、 というご意見があるそうで、実際確かにそんな気になるような楽曲ではある。
買った(それも輸入版なのでジャケットも読めない)のは良いが、 もう二度と聴かないか、妙にハマってしまう事が有り得るのか、 一度聴いただけの今のところでは、まだ何とも言えない。
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ちなみに「Synaphai」は英語じゃないので、 末尾の「i」は、上の点が2つ付いてるのが正しいです。
表題、日本語読みすると「クセナキスのシナファイ」。
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