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本日読了の本
・西尾維新「クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識」講談社ノベルス
戯言シリーズの二作目。
今回は《戯言遣い》いーたん(いーちゃん)が主役。 人間失格・零崎人識は古都京都に舞い降りた連続殺人鬼、 そして、もうひとつ別の事件も進行する。
う〜ん… なんというか、いーたんが主役なんで、 いーたんの性格とかそういうのは良く解りました。 かなり混乱はしてるけど…。 けど、物語としては… どうなのかなぁ…。
他の2冊と比べて、精神論というか観念論というかそういうのが 冗長過ぎて、それは良いから早く事件の方進めなさいよ〜… てな気分にさせられるっつーか、そこでそゆ事悠長にしてる場合? 本人がどう思ってたって、物理的限界ってのは普通あるでしょうが…! とかいう処が、ちょっと…ね。
キャラ的には人間失格好きな方が多い…というのは頷けるんですけど、 私はねぇ…。 面白いヤツだとは思うし、お友達になってみたい気はするけど、その程度かなぁ…。 つか、零崎(ゼロザキ)たん、君、影薄くない? <と感じるのは私だけ?
個人的に、リアルで本当にお友達になりたいのはみいこさん、ですな。
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これで3作全部読み終わった訳だけれど、いーたんというのは語れば 語るほど複雑で混乱させられる。 でも私がずっといーたんを追いかけ続けるのは、いわゆるキャラ萌え というモノとはちょっと違って、いーたんの言葉の中から何かを必死で 汲み取ろう…探し出そうとしている…という事かなぁ…。
いーたんは似てる部分をいろいろと発見できるんですよ。 勿論全然違うんだけど、でも似てる部分がある。 その部分が“どういう事なんだろう”? と思って、必死で追いかけているのかも…。
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本というものは、本当に読み時期というものがあるものだとつくづく。 このシリーズも、もっと早くに出会っていたら、単なるキャラ萌えで 終わっていた様な気がするから。 出てくるキャラ出てくるキャラ、みんなエキセントリックだしねぇ。 でも、今だからこそ、私はキャラ萌えしなかった。 目くるめくトリックと展開を楽しみ、そして随所に転がる気になる 戯言に考えさせられる。
戯言遣いはいつも「戯言さ」というけれど、戯言を侮ってはならない。 戯言こそが、リアルを動かす。
人間失格にも欠陥製品にもならなかった私は、別の意味での中途半端さで、何処へ行こう。
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そうだ、思い出したぞ! いーたん「日本人ならマクドナルドを美味しく食べなきゃ」ってのはどうかと思うぞ。 マクドナルドを美味しく頂くべきなのはアメリカ人だろうが! 他はともかく、そこだけ非っ常〜に気になったぜ!
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そか、深夜原稿コピってるとナンパされるのか…。 よしそんならいっちょうこちらも原稿作って…
って、ナンパは要らないって!(爆)
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蜂様>すみません、お返事、今少しお待ちくださいませ。
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