|
昨日のイベントで感じた事、それは自分でもちょっと意外なものでした。 ホンの半日に間に、大きな気持ちの変遷がありました。 不思議なものです。
その辺り少ししたためましたので、物思ふ風景をご覧ください。
【トップ → 物思ふ風景】
***
先週読了の本
・北村薫「空飛ぶ馬」東京創元社
円紫さんと私シリーズの第一弾である。
昔からそうなのかどうかは判らないが、今日び落語なるものも、意図的に見ない限り TVですら見掛けない。 だから、少ない落語の知識だけで読むと、本当の良さが判らないなぁ… という感じで、ちょっとだけ残念になる。
円紫さんと私シリーズは中編のミステリーシリーズであろうか。 殺伐としていないミステリーである。 相変わらず北村らしく、日常のごくありふれた風景の中に潜む人々の思惑や、 微笑ましい出来事を題材にしているのだが、それだけにその思惑や深い想いが とても身近でリアルに感じられる。
このシリーズの表紙絵は高野文子が描いていて、全く同じポーズの女の子が、 髪型と服装だけ常に変えて描かれているのが印象的だ。
***
先週読了の本
・北村薫「夜の蝉」創元推理文庫
円紫さんと私シリーズの第二弾の、中編ミステリーである。
前作より「私」と周囲の人間関係にまつわる話が色濃くなる。 特に共に育ってきた兄弟との関係は、互いに互いをどう思っていたか… という微妙な問題が絡み、ドロドロとした雰囲気を醸し出すが、 北村らしい優しさで、それがきつくなり過ぎずに助かっている様に思えた。
「漢語使いの叔父さん」というのが出て来る。 「漢語使い」って「魔法使い」みたいだ…という感覚が好きだ。
円紫さんと「私」って、どんな関係なんだろう…と、思ってみる。 知識で繋がっている二人がちょっと羨ましい。
***
という訳で、感想文をまとめない内に別のを読んでしまったので、 まとめにくいったら無いです。
そんなに買うつもりもなかったのに、イベントで買ってしまった10冊もの 同人誌も、ぽつぽつ読んでいきたいですし…。 あ、同人誌は感想は書きませんです、悪しからず(苦笑)
***
羊様>令嬢読了。えらいヤヴァイ結末でしたのねぇ。笑っちまいましたよ〜vv
|