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2002年08月27日(火) 策にハマる

朝から聞いちまったよ〜 中島みゆきさんの「あの」肉声!
それも、往年のオールナイトニッポンの口調!

いやいや、みゆきさん、今週のオリコンで、「地上の星座」がまたも
100位以内にチャートインするそうな。
これで100位以内チャートインが、110週連続になるとか。
んで、この110週連続というのは、なんとオリコン史上歴代第一位なのだ〜!

というわけで、朝のTVに肉声でご挨拶だったのです。

「いやぁ、びっくりしました〜」

てな調子です。
相変わらず声だけで、映像はありません。
だから、尚更オールナイトニッポンっぽくって笑えましたねぇ。

ちなみに、発売から2年一ヶ月あまり、売上総数は54万枚とか。
オリコン初登場で第一位、一気に何百万枚売上… という人も居るけれど、
2年以上売れ続けるロングセラーと、どっちが良いんだろうなぁ。

 +++

さて、10月の末くらいには、またみゆきさんの新譜が出るらしいです。
今度はどんなんか、楽しみですね。

***

昨日読了の本

・西尾維新「クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子」講談社ノベルス(密室本)

 見事、策にハマった。

 「このシリーズになじめるなら、たぶん1冊目より2冊目の方がなじめるでしょう。
  その足慣らしのために3冊目を推すという。」
 …って、それこそが策師と言わずして何と言おう。

 という訳で、シリーズ三作目、それも密室本をいきなり読んでしまったのである。
 実はこのシリーズ、某所でイチオシお薦めだったので、この間ちょっと立ち読みしたのだ。
 が、一作目の冒頭でつっかえて、イマイチ進まない。
 文体が合わないのか、キャラの問題なのか、どうも馴染めないのである。
 でまぁ、そゆことで… と、某所様にお伝えしたところ、もっと奇妙な
 口説き文句とともに上記の如き策を講じられた… という訳なのだった。
 
 で、どうだったかと言うと、これが結構楽しめた。 
 シリーズ三作目でも、ある程度独立して読めるというのも良かった。
 流石に前段設定が判らないと意味不明のセリフも多かったが、
 その分、馴染みにくかった最初の二冊が俄然気になってくる。

 ミステリ初心者・トリック初心者としては、ミステリの出来云々に関しては
 何とも言えないが、随所で「あれ?」「げ、そう出ますか…?!」と思ったくらいで、
 なかなかに楽しめるものだった様である。

 んで、この「戯言遣い<ざれごとづかい>」という単語、気に入りました。
 こないだの北村さんの「漢語使い」にも通ずる良い響きだ。
 で、これに対抗して「騙り部」っつーのも考えてしまった。
 でも、こっちは絶対に既出だよな…。

  +++

 キャラ的には、完全無欠向かう処敵無し世界最強完璧美人…
 のくせに、矛盾皆無でバランスバリバリっつーキャラはイマイチです。
 やっぱりいーたんみたいな矛盾だらけのキャラが好きだなぁ…と。
 嗚呼、《戯言遣い》いーたんの過去が気になる〜。

***

という訳で、切りと絞めもゲッチュー!

***

しかし、上記本を密室化しなければならなかった理由は、どうしても判らない。
どう考えても、単に“やってみた”だけ、の様な気がするんだが、
これにも何か策が絡んでいるのか?


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