明後日の風
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駅に向かって、畑の畦道を歩いていく。 夏にはまだ遠いにも関わらず、今日は日差しが刺さってくる。蒸し暑さも広がり、アイスクリームでも食べたいな、と思う日和なのだ。
こういうと、山村の夏、というイメージだが、ここは紛れもなく東京都世田谷区である。まだまだ、こういう形容ができる風景があるところがおもしろい。
牛丼屋の朝定食で体力を注入し、高尾山の縦走に向かう。 「どうしてこんな暑い日に」 と言われようが、夏山に向けた体力作りと割り切れば、ガンガン進むしかない。
日差しと暑さを避けるために、水辺の道である6号路を進んでいく。谷は風通しが少なくその分蒸し暑いのが難点だが、水の音とそこからかすかにやってくるひんやりとした風には変えられない。 東日本大震災以降随分登山者が減った高尾山だが、汗だくで到着した山頂は、往年の活気を取り戻していた。
若葉の力が漲っている。
今日は、相模湖までと決めている。 まだまだ先は長い。城山までの稜線の、ひんやりとした風がご馳走だ。
さわ
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