明後日の風
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霧雨の朝。 芦安の温泉宿で空を見上げる。 こういう湿潤な雰囲気というのは、低めの気温では気持ちがいいものなのだが「今日も山に登る」となるとそうではない。
「どうしますかね」という協議の末、とりあえず「大菩薩嶺」に行くことにする。上日川峠まで行けば、1時間ほどで山に登れるはずだ。
唐松尾根を直登する。 標高差500m。寒さもあり、休憩は少なめにガンガン登る。こういう、 「体力作りのための登山」 というのも悪くは無い。そもそも、1時間も下れば駐車場に到着できるのだ。
天候はイマイチだが、唐松林の中の登山道は気持ちがいい。 昨日の櫛形山よりも登山者は多い。百名山ゆえだろうか。 それまでの強風が嘘のように山頂は静かだった。残雪が続く登山道も、ここだけは雪がない。 「こういう不思議なこともあるもんだなあぁ〜」 と改めて自然の不思議を実感する。
さわ
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