明後日の風
DiaryINDEXpastwill


2011年05月01日(日) 唐松の尾根

 霧雨の朝。
 芦安の温泉宿で空を見上げる。
 こういう湿潤な雰囲気というのは、低めの気温では気持ちがいいものなのだが「今日も山に登る」となるとそうではない。

「どうしますかね」という協議の末、とりあえず「大菩薩嶺」に行くことにする。上日川峠まで行けば、1時間ほどで山に登れるはずだ。

 唐松尾根を直登する。
 標高差500m。寒さもあり、休憩は少なめにガンガン登る。こういう、
「体力作りのための登山」
というのも悪くは無い。そもそも、1時間も下れば駐車場に到着できるのだ。




 天候はイマイチだが、唐松林の中の登山道は気持ちがいい。
 昨日の櫛形山よりも登山者は多い。百名山ゆえだろうか。
  
 それまでの強風が嘘のように山頂は静かだった。残雪が続く登山道も、ここだけは雪がない。
「こういう不思議なこともあるもんだなあぁ〜」
と改めて自然の不思議を実感する。


さわ