明後日の風 DiaryINDEX|past|will
「うわぁあああああ・・・」 今年初めての山歩き。 郊外電車に乗って、1時間あまりの静かな駅に降りた我々の目の前には、たんまりと花粉をつけた杉の雄花が広がっている。 「またしても嫌な季節になったな」 とは思いながらも、だからどうなるわけでもなく、気分を切り替えて山に進んでいく。 昨年末に一度訪れた山。 それだけにルートはしっかりと頭に入っており、見所も承知している。下山後にはいい具合に日帰り入浴施設があり、痛んだ体を休めることができる、という完成された感じもなかなかいいのだ。 里山の中を縫うように走る登山道はそれなりに考えられていて、アップダウンがないようにうまく計算されている。 「どう考えても、これは個人のお宅の中でしょ」 と思うようなところに里の道は続いているのだが、 「どうもすいません」 とちょっと、頭を下げ気味に、我々は通過していくのだ。 運動をし、風呂に入り、そして訪れる生ビール。 この3点セットに優るものはない。 今年の山登りは幸先がいい感じがする。
さわ
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