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2002年03月07日(木) SIDS〜娘が天に召された日��


〜初めていらしてくださった方へ〜

去る、2/21の夜、3号こと長女が翌日に1歳の誕生日を控えてSIDSでこの世を去りました。

これからしばらく、運命のその日と、その後について綴らせていただきます。

こういうことを詳細に綴るのは、反対の方もいらっしゃるでしょう。

しかし私は、私自身のために、綴らせていただきます。

事実の記憶を封印するでなく、表に出すことで

自分自身が立ち直る、術の一つにしたいと思います。

けしてお涙頂戴のつもりではなく、エゴに近いかもしれませんが。

語ることで、がんばろうとしてるんだと、

温かく見守っていただけるととてもありがたいです。

しかしかなり厳しい記憶ですし、日が浅いので生々しいです。

読むのは辛いという方はどうぞ、ご遠慮くださいませ。

というわけでしばらくの間、エンピツのジャンルは「苦悩・心」にさせていただきます。

3月1日の分からお読みいただけると、嬉しいです。

なお、この日記を読んでくださった方、特に小さな赤ちゃんをお持ちの方に

この日記を読んだことで、SIDSに関して、

過度に不安を抱かれるのは本意ではありません。

現在日本では2000人に一人の発症率、この数字が多いとも少ないとも申せませんが、

この日記をきっかけに、SIDSについて正しい知識と理解を深める

きっかけとしていただければ幸いに存じます。


SIDS家族の会http://www.sids.gr.jp/





部屋に入りました。

2号は全く目を覚まさなかったのでいつもどおり子供部屋の

2段ベッドの下段に寝かせました。

1号も、そのままベッドに促し、眠れるだろうかと様子を見ていましたが、

時間が時間なこともあり、すぐに眠りについてくれました。



時刻は1時を過ぎていました。

主人も、私も、なんだか夢の中のようにいるような気分だといいました。

リビングで二人ちょっとぼんやりしていました。

寝室を覗きに行けば、いつもどおり3号が眠っているような気がしました。

3号の亡骸が、ここにないからでしょう。

二人とも、一応の落ち着きを、取り戻していました。



「写真・・・・」

私はふと思い立ちました。

「写真、いるんだよね・・・」

「あ?あ、ああ・・そうか、そうだな」

PCを立ち上げました。

デジカメの、画像を開きました。

ディスプレイに、3号の笑顔が、映し出されました。


「・・・かわいい、ねえ」

ディスプレイを、指で撫でました。

何度も何度も撫でました。

「かわいいなあ・・」

「かわいいねえ・・」

何枚も、何枚も開きました。

涙でディスプレイが、霞みました。

もっともっと、いっぱいいっぱい撮っておけばよかった。

ビデオももっと、撮っておけばよかった。

第3子ともなってしまうと、写真の数はどうしても少ないです。

明日は、いや、もう今日だけど、誕生日にはまた写真撮ろうって思ってたのに。

こんな夜中に悪いかなと思ったけどプリンターを起動して何枚か印刷しました。

かわいい。かわいい。かわいいね・・・・



主人の携帯が鳴りました。

11時過ぎに福井を出た義父母が、到着したようでした。

主人は駐車場まで、二人を迎えに行きました。

私はマンションの入り口で、待っていました。


3人が、戻ってきました。

「お義父さん、お義母さん、すいませんでした・・・」

「ゆーきさん・・・大丈夫か」義父が気遣ってくれました。

「どうしたのー・・ほんとに・・・」

義母が泣きそうな顔でいいました。

「来る途中でいろいろ考えてたんやよ。1号や2号が3号ちゃんの上に

乗ってしまったりしたんやろかとか、ゆーきさんがH(主人のことです)と

喧嘩でもして、カーッとなってなんかしてしもたんやろかとか・・・」

「・・・それはないですけど・・・」

(こうして書くと義母のセリフ、かなりのものですが・・・
この人に全く悪気はないのは私が一番知ってますんで・・・
悪気がなければいいわけではないですけど。いい人なんですよ。フォローしますが。
でもこのときはこの言葉に傷つく気力もないほど憔悴してました)



部屋に入って、細かい経過説明をしました。

そして、葬儀の話などになりました。

義父母たちは、こちらで済ませるのかと思っていたようでしたが

私と主人は、地元の福井ですることしか考えていませんでした。

3号にとっては実質2ヶ月もいなかったような故郷ですが

悼んでくれる人たちのいる場所で、せめて一通りのことをしてやりたいと思いました。

こちらには越してきて一年足らず。知り合いもまだほとんどいません。


義父母は私たちの意志を尊重してくれて、とりあえず明日の解剖が終わってから

詳細を決めることにしました。


主人は、とりあえず明日から当面休むことになるので

支障のないようにだけしておかないとと言って、仕事をするといいました。

私はそこでいきなり、日中のことを思い出しました。

「あ・・PC使うのちょっと待って・・キャンセル・・しておかないと・・・」

日中、私はあるものをネットで発注していました。

それは、お雛祭り用の、お菓子でした。

横浜文明堂さんの、桃カステラ。桃の形のカステラに

ピンク色のチョコですっぽりコーティングした、可愛らしいもの。

昨年のお節句は3号は生まれてまだ間がなかったので何も出来ませんでした。

気持ち的には今年が初節句、あんまり可愛らしいカステラだったので

自宅用と、私の実家、主人の実家と3/2に宅配してくれるように

お昼に注文を出したところでした。

「もう・・ねえ・・・」

キャンセルのメールを、ひどく切ない気分で、打ちました。

(横浜文明堂さん、今回お名前を出すことを了承してくださってありがとうございました)



時刻は3時半を回りました。

義父母に寝んでくれるよう、頼みました。

私も、寝なくちゃ駄目だと言われましたが布団に入って眠る気にはとてもなれず、

ソファで横になるからといいました。

義父母は、それじゃちょっと休むからと別室へ行きました。

主人は、仕事をはじめました。

こんなときに、何で俺、こんなことしてなきゃならないのかな。

そういいながら、PCに向かって、仕事をしてました。

私は、そばのソファに、横になり、瞳を閉じました。





読んで下さって、本当にありがとうございます。
長くなっててごめんなさい、続きます。


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