星の行方(レックナート視点2プレイ記)
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2002年04月24日(水) 木陰

ナナミ「こうやって逃げ出すのは、何度目だろうね…」
ミューズを脱出するとき、ナナミがぽつりとつぶやいた。本当に、いつまでこんな事が続くんだろう。

大きな木の陰。町からずいぶん離れた場所だ。もう追ってくる気配はない。
今日はここで野宿することにした。

ナナミ「ピリカちゃん、やっと眠ったよ…」
問題はジョウイだ。まさかこう来るとは思わなかった。

ナナミ「ねえ、きくまる。やっぱりジョウイが…アナベルさんのことを…」
しかもあのシチュエイションじゃ、ぼくがアナベルさんを殺して逃げたみたいじゃないか。(実際、あの気の弱い若者はそう思ってたっぽいし)
ああもう全く!一体あいつはどこまで迷惑をかければ気が済むんだ?

ナナミ「そんなわけないよね」
信じたくない気持ちは良くわかるよ、ナナミ。ぼくもまさか奴があそこまでバカだとは思わなかった。

ナナミ「ねぇ、ねぇ、ねぇ、これからどうする?」
しかも奴は、自分のやった事がどういうことか、本当にはわかってないぞ。賭けたっていい。

ナナミ「あのさあ、あのさあ、どこか遠いところへ行かない?こんな戦いばっかりのところ逃げ出してさあ、どっか山の中でさあ、狩りとかして暮らすんだよ。畑もちょっと耕してさあ。3人なら何とかなるよ…」

きくまる「それもいいな」
…うん。それもありだ。
ナナミ「でしょ、でしょ、そうでしょう」
ナナミの言う事はいつも正しい。そう出来たら、きっと、そのほうが良いんだ。

ナナミ「…嘘。ごめん。そんな事できる訳ないよね…ジョウイを置いて」
ジョウイなんてどうでもいい。あんな奴、気にするな。って言いたい。

でも言えない。頭のいい人に「もっとバカになれ」って言うのと同じくらい、今のナナミに気にする事を止めろなんて言えない。
そのほうが良いって判ってても、出来ないから。そして判ってたらきっと、出来ないからともっと苦しむんだ。

ナナミ「疲れたなぁ。もう寝るね」
うん。おやすみ。ぼくも疲れた。
きっとぼくらは寝られないだろうけど。
二人で寝たふりをしよう。



うーんさすがにずっと見てたらこっちも眠いわ。おやすみー。


苔田 |MAIL