稀春の日記
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朝、起きるのが遅くて、1限は20〜30分くらい遅刻。
2限、政治学2。フーコーの続き。
お昼休みは、図書館(本館だったかな?)に行って、3限の準備。(しかし、後で分かるが、そこまでガリガリとやらなくても良かったのかもしれない?)。
そして3限。ゼミ1。班ごとに別れて相談など。
4限、現代社会理論。で、今回の授業、めちゃくちゃ面白かった。 後期は「歴史の社会学」(sociology of history)(*「歴史社会学」(historical sociology)とは違う)、ということで、具体的には博物館を取り上げながら進んでいたのですよ。 例えば、大ざっぱに言うと、歴史博物館というのは、歴史的事物を収集・分類・保管、などして、展示する。展示をするときは、それぞれの時代から代表的なものを取り上げて、それに解説のパネルなどを付して、で、時間の流れの順番に並べる。博物館に来た人達は、そのようにして、あらかじめ作られた物語をたどっていくことになる。…こういう博物館の文法、のようなものがある。 ところが、今回の授業で取り上げた、ケージの「ローリーホーリーオーバーサーカス」の中の「ミュージアムサークル」というのは、そのような博物館の文法、とは、全く違う基準に従って、モノを配列する。その基準というのは、要するに「偶然」であって、乱数表やくじ引きの結果に従って、展示するモノや、その順番を決めていくことになる。そうすると、埴輪と放射能測定装置とカラスの剥製etc...が一緒に並ぶ。パネルなどの解説もない。これは、博物館の側ではなく、見る側がそれぞれの物語を作る、そのような展示である。…と、まあそんな感じ。 ここで、マクルーハンのホット/クール、というメディアの分類も使われた。それは「ホット=完成度高/参加度低」と、「クール=完成度低/参加度高」というのである。これを、上のに当てはめると、普通の博物館、つまり、博物館の文法に従って、展示を行い、パネルやら解説やらを添付し、あらかじめ物語を作って提供する、という方が、ホット。そして、ケージの「ミュージアムサークル」のように、偶然に任せて、展示品も、その順番も選び、解説やらパネルやらは付けず、見る人が自由に物語を組み立てられるような、展示を行う。こちらがクールとなる。確かにホット/クールの差異って言うのは、ワリと恣意的というか、相対的、感覚的な感じもするのだが、こうやってみると、納得がいく部分もある。学問的に厳密にはともかく、日常的な使い方としてはまぁ分かる。 そんなこんなで、とても興味深い授業だった。 あと、先生が「ローリーホーリーオーバーサーカス」の図録を持ってきていて、これがまた面白かった。普通の図録っていうのは、大体冊子の形になっているものなんだけど、この「ローリー〜」の図録は、箱の中に、絵とか文章とか楽譜とかがバラバラに入っているだけ。順番もない。だから、取り出して見て、しまって、また取り出して、…とやるごとに、並びがかわる。楽しい。この図録欲しいなぁ…。
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