稀春の日記
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「…彼はちょっと考えて、中へ入った。控え室は真っ暗で、すっかり運びだされたみたいに、がらんとして、人気がない。彼はそっと、爪先立ちで客間へ入った。月の光が部屋中に冷たくさしこんでいた。すっかりもとのままだ。椅子、鏡、黄色いソファ、額の絵、大きな、まるい、銅のように赤い月がじっと窓をのぞきこんでいた。《こうしずかなのは月のせいだな》ふとラスコーリニコフは思った。《月は、きっと、いま謎をかけているんだ》彼はじっと立って、待っていた、長いこと待っていた、そして月がしずかになるほど、胸の動悸が激しくなり、痛いほどになった。あたりはしーんとしずまりかえるばかりだ。…」(ドストエフスキー『罪と罰(上)』新潮文庫。p.485より)。
電車の中で、『罪と罰(上)』を読む。以前、途中まで読みかけだったのの続き。
●袋到着。学校へ。外は雨。 たしか11時半過ぎくらいに、履修届を提出。
それから、図書館本館に戻って、宿題か何かをやろうと思ったが、結局『罪と罰』の上巻を読んでしまった。15時過ぎ(15時半くらい?あー、もしかしたら16時過ぎとかだったかもしれないな…)までかかって、読み切る。
で、その後、学校近くの吉野屋で牛丼並ツユダク+たまご。それから、その向かいの古本屋にて「欲しいかも」と思った本を一冊購入。たしか900円が560円になったのかな。 ・武満徹+川田順造『音・ことば・人間』(同時代ライブラリー128)岩波書店
それから、ジュンク堂書店へ。散々あちこち見て回ったあげくに本を一冊だけ購入 ・芥川龍之介『藪の中・将軍』角川文庫
もう少し早く帰るつもりが、結局帰りの電車は19時半になってしまった。 う〜ん、恐るべき吸引力、本屋さん。
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