風のひとり言
kaze



 子供

家族って、結局は他人にはなりきれない。
まして子供との関係は、切っても切り離せないもの。

かつて武田鉄也が言っていた言葉だが、
「仮に女房を殺されたとしたら、警察に任せるが、
子供を殺されたとすれば、自分で犯人を探しだし、自分の手で殺す」
まぁ少々過激な表現ではあるものの、
それほどまでに子供は自分の分身、宝物と表現したかったようだ。
勿論考え方は人それぞれで、反論もきっとあるんだろうけど。

子供は、生まれた時は、何の知識もなく何の知恵もない『無』の状態である。
そこに、育てられる環境や両親・近親者などによる愛情などを基盤として、
自我が芽生え、成長していくもの。
即ち、その乳児期・幼児期に与えられる環境や愛情が、のちの人格形成に
大きく左右する事は否めないと思う。

また子供の中には、間違いなく自分の遺伝子が存在している。
父親と母親の遺伝子が相まって子供に受け継がれている。
だからこそ子供の性格その他を恨む前に、
そこに自分の遺伝子が備わっている事実を忘れてはならない。
余談だが、どの遺伝子を子供が受け継いだかが明確にわかればいいなと思う。
そうすれば「お前に似たんだ!」「あなたに似たのよ!」など諍いも起きないだろう(笑)

ま・・・結局は子供というものは己の分身。
子供への否定は、自分への否定にも繋がる。
子育てに失敗したとよく言われるものだって、
それは受けて側(子供)の責任だけではなく、
送りて側(親)の責任も大きく比重を占めているに違いない。

と・・・偉そうな事を説いてみたところで、自己反省の連続なんだけど(汗)





2003年02月04日(火)
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