風のひとり言
kaze



 歌詞

正月番組で懐かしい歌を放送していた。
思わず聞き入っていたりした中で、気づいたことがある。
普段何気なく口ずさんでいた歌なのに、
その歌詞を改めて考えたり、文字で読んでみた時に少し驚かされたりした。

幼い頃などに、そのメロディラインに惹かれ、歌詞というよりは
文字の羅列として頭の中に入り込んでいたものを、
今改めて言葉として置き換えたときに、
その歌詞の意味や深さを感じる事が出来た。

そんな事って多いのかもしれない。
昔記憶していた事とは全然違うことなんてしょっちゅうだし、
まして小学生レベルで、叶わぬ恋だの、許されぬ愛だの理解しようもない(笑)

また、その時代には許されていたことも今では時代がそぐわないと感じることも・・・
例えば・・・
かつてバスボンのTVCMで脚光を浴びた松本ちえ子(だっけ?)のデビュー曲で
「想いで未満」(かなり自信ない・・・)って曲の出だしで
「♪名前も住所も電話番号も 血液型も星座も全て 
あなたの事は調べてあるけど あなたは私を知っていますか」
なんてフレーズがある。
片思いの気持ちを切々と歌った曲で、結構売れた(たぶん)と記憶しているが、
この曲を今歌ってしまうとストーカーの歌?ってな事になりかねない・・・
なんて・・・屁理屈こねてる場合じゃないんだけど(笑)

小学校3年生の時にちあきなおみの「喝采」が流行っていた。
テレビでもしょっちゅう流れていたし、母親世代に受け入れられていたようだ。
当時の小学生って、結構歌謡曲が好きでみんなよく歌ったりもしていたんだが、
遠足のバスの中で小学校3年生が「喝采」を合唱するのはどうかと思う(爆)
三善英次なんかも流行ってたなぁ〜〜〜(笑)

最近頭の中をめぐる曲がある。
高校生の頃よく歌っていた歌だが、その歌詞もまた今改めて心に響いている。
当時はその歌手が好きだとか、そんな理由でよく歌っていたんだけど、
そかぁ〜こんな歌詞だったんだ〜って驚いたりもした(笑)

ま・・・ともかく文字の羅列である詩や文章も、
それを言葉にして理解に努めない限り本来の意味は見えてこない。
これは歌に限らず、なんでもそうなんだよな。
物事を理解する事に努めない限り、例え表面上がわかったとしても
その本質を窺い知る事は出来ない。




2003年01月12日(日)
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