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■ 見返り
見返りを求める・・・ 相手に何かをした場合にその対価として別のものを求めること・・・
人と人との関係においては、相手にあまり過度な期待はしないほうがいい。 すれば、期待が外れた時の受ける衝撃が大きくなる場合もある。 そう理解しているくせに、わかっているくせに、 少なからずの期待をしてしまう時が往々にしてある。 見返りを求めず、ただ相手に与え続ける・・・ 理屈ではわかっていても、現実にはうまくいくものではない。
人の心は際限ない欲求を生む。 その欲求をはねのけて行けるほど、人は強くない。 聖人でもない限り、そこまで悟りを開く事はなかなか出来る事ではない。
だとしたら・・・ 見返りを求める事は決して悪いことではない。 人であれば、誰にでもある普通の感情であると捉えよう。 ただし、それは自己消化すべき問題であるのと同時に、 過度の期待を持たぬこと。 そしてその期待を相手にぶつけぬ事。 これさえ守れれば・・・である。
期待を裏切られてしまったことによる失望感は、 いつか相手を否定してしまう感情に直結してしまう。 人の感情は千差万別なのだから、 自分と全く同じ感情、同じ感覚を、相手が持っている事はありえない。 見返りがなかったら『なかっただけ・・・』 そういった割り切りの気持ちや、気持ちの切り替えが大事だと思う。 特に大切な人との繋がりにおいて、 その関係を続けていきたいのなら、 ある意味「クール」な感覚を持つことも必要に思う。
2002年12月10日(火)
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