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■ 正義
幼い頃特撮ヒーロー物って結構見ていた。 当時は、何ともなしに正義と悪に分かれていて、正義が悪をやっつけるという 単純明快なストーリーに心弾ませていたものだ。 でも・・・実はそんな単純なものなのだろうか?正義と悪って。 自分自身にとっての正義とは、所詮エゴイズムに過ぎない。 戦争は、その最たるものであろう。 互いが自分を正義とし、相手を悪とする。 それはエゴのぶつかり合いとしか思えない。
正義とは本人にとっては、確固たる信念に基づいて行う行動。 がしかし、それは見方・視点を変えるだけで悪にも変化してしまうもの。 では、誰が見ても正義、誰が見ても悪というものはあるのだろうか? 所詮己の思い込みによる正義と悪の分類ではないのだろうか?
特撮ヒーロー「仮面ライダー」でいえば、 確かに仮面ライダーは正義であり、悪の組織ショッカーと戦う。 ショッカーは様々な改造人間を使い、地球制服をたくらむ。。。 が、覚えてる人は思い出して欲しい・・・ 仮面ライダーもまたショッカーに改造された改造人間であることを。 たまたま脳の手術前、洗脳前に逃げ出せたからこそ、あぁして正義の役になってるが、 とすると、他の怪人たちも実は市井の人々と考えることはなかったのか? 正義の旗の下、毎回毎回ライダーキックで怪人を爆発(しかし何故爆発?)させてるが、 それこそもとの人間に戻してやることは考えなかったのか? そんな技術がなかったとは言わせない・・・ なんたって仮面ライダーV3を改造したのは、他ならぬ1号2号ライダーじゃん。 てことは。。。 正義のヒーローが、悪と同じことしてるってわけで(改造人間)、それが正義なのか? やってること考えれば五十歩百歩じゃないのか? なんてことを考えてるうちに、ふと気付いた・・・ 結局ヒーロー物って、共存共栄の精神で作られている作品はないのかなぁ。 それを子どもたちに教えることも大事なことなんじゃないのか? 宇宙人が来れば戦う。怪獣が出れば戦う。 怪獣が暴れて町を壊すから、ウルトラマンが出てきて、不必要なでんぐり返しで町を壊す・・・ (あ・・・これは関係ないか・・・) いずれにしても、共存共栄の作品は皆無までは言い切らないが、明らかに少ないんだろうなぁ・・・ 結局そこには、正義(=味方)と悪(=敵)を色分けすることで、 現代の競争社会の基礎を作っている気がする。(少々大袈裟??)
って、正義のお題目で随分とまぁマニアックな話にもなってしまったが・・・(汗) でも、告白しますと・・・仮面ライダー・・・大好きでした(爆)
2002年04月16日(火)
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