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■ 昨夜・・・
感傷的になってしまった・・・ 日記の方にはずっと書いていたけど、昨夜引越しをした。 仕事の関係で、一昨日の晩は帰れず、 昨夜も仕事から帰ってきたら、家の中にはゴミ以外何も無い状態。 忘れ物はないかと、各部屋を見て回っているうちに、なんか無性に寂しくなった・・・ 一階の部屋の隅では、長女がしゃくりあげている・・・ 長男は・・・少し落ち着いたようだ。 次男は・・・広くなった家の中を、はしゃぎながら走り回っていた・・・
先日、長女長男に、友達を泊まらせてあげたらと提案した。 引越しでこの地を離れてしまう子ども達への、せめてもの罪滅ぼし?のつもりもあった。 この地の最後に友達との思い出を作って欲しかった。 一昨日の晩とその前の晩。 それぞれが3人ずつ連れてきて、大騒ぎになったようだ。 何もない状態の家だけど、ゲームを持ってきたりして、夜中まで遊んだようだ。 また、枕投げなどをして、声が出なくなるまではしゃいでいた様子。
いい思い出を作ってくれればそれでいいと思っていたのは、こちらのエゴだったのかもしれない。 朝を迎え、友達が帰る段になったら、尚一層寂しさを募らせてしまったようだった。 「何故引っ越さなきゃいけないの?」って涙目で問われれば、返す言葉も見つからない・・・
昨夜、とりあえず車に積めるだけの荷物を積み、出発する時になって、家を振り返った。 暗闇の中に浮かび上がる家を見つめているうちに、何故か涙が出てきた。 考えてみれば、賃貸生活でなく、自分の物として手に入れた家だからこそ、 たった数年ではあったものの、愛着は人一倍ある。 子どもたち同様に、実は寂しいのかもしれない・・・ そんな想いから、涙がつたったのか?
車を出発させ、しばらくは風景がにじんで見えた。 助手席の女房に気付かれないよう、左サイドミラーは見ないように、 ひたすら前を向いて、黙ったまま運転していた。 ・・・夜でよかったと思った・・・
2002年03月28日(木)
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