仕事がらみで手に入れた、雑誌のとあるコーナーで 面白いこと書いてるな。と思ったのがきっかけで 須藤元気という元格闘家の人の本を読み始めた。
買う前に本人の情報をチラッと見てみると 「新興宗教の信者」「スピリチュアルに傾倒」とか 批判らしいコメントがいくつか出てきた。 格闘家なのに宗教?どんな本書いてんのよ?さっそく本屋で 適当に見繕って読んでみることに。
率直に言うと、どこが信者?という感じ。 この人が信じているのは、何かの宗教とかじゃなくて たぶん自分だと思う。 自分の体験、感覚、知識を、ちゃんと自分の意識を通して信じているのだ。 文章中に「魂」とか「霊性」とか出てくるのは、そういうものを扱っている 複数の世界のレシピを自分のために活用しているから。
世界のレシピは、過去から今までの歴史の中 人間が根源を探求した果てに見つけた 「世界はこんな風にできてるよ」っていう説明書みたいなもの。 自然崇拝、アニミズム、仏教やキリスト教などの宗教 錬金術、占星学、易学、科学etc… どれも本物。いつ主流だったか、どこで主流だったかの違いだけ。 主流じゃなくても本物のレシピは他にも多分あると思う。
これらは活用するものであって、支配されるものじゃない。 レシピは怖いものじゃない。 怖いのは、他人を支配するためにそれを使う事。 自分の意識に向かい合う事を放棄して、支配に甘んじてしまう事。 そして困ったことに、支配の期間が長くなると 支配される側は居心地がよくなってしまう事。 こうなると、他のレシピを見ると強く否定するようになってしまう。 もし他の誰かがレシピを使って支配の手を広げれば 今度はそちらのレシピに従ってしまう。その繰り返し。
時代により主流だったレシピは変わっている。 ここ数百年、絶大な影響力を持ってるレシピは科学で それ以外は軒並み否定されがち。 まるで昔の偉い人たちが、地動説を異端と裁いたアレと同じ。
でもホントは、どっちも否定する事なんてない筈だ。 どのレシピであれ、本質の部分は正しいんだから。 それを自分が認めてないだけ。活用してないだけで。
きっと、この本の作者はバランス感覚と察する能力に 長けているんだと思う。 せっかく良い事いっぱい書いてるのに、キワモノ扱いされて 嘲笑の的になってしまうのは、なんとも勿体無いなぁ…
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