時々管理日誌
時々だけ書く管理人の日誌です。
サイト運営や創作について、日々の雑感など。

2007年02月03日(土) 覆面:Hブロック推理中

Hブロック、推理中です。
天城さんについて先日不戦敗宣言をしたら、当の天城さんから『探して』というお言葉を賜ったので、頑張って、二人、探してみます!
お二人を探そうと思って読んでたら、他の人も推理したくなってきました。
現在、一通り読み終わった後で、これから、もう一度、ざっと見渡してみます。

H-01  星摘み
H-02  流るる星の行方
H-03  黒衣の天使と夜の闇
H-04  インプリンティング
H-05  吸血鬼、1280円。
H-06  星は虚ろの月を抱く
H-07  教授(プロフェッサー)が目覚めない
H-08  星の実
H-09  ホシのヌシ釣り
H-10  ツインズ
H-11  あの星が流れたら

作家一覧(敬称略)

青野優子 蒼の惑星
ネジ子 追憶の夜想曲
よもぎの森 よもぎの森
御桜真 桜月亭
若束夜宵 古城ノ詩
天照 史嗚 新ジャンル カオスなんとか
天城麗 EXISTRANCE
悠馨 コトダマの宮
和泉有穂 ユジラスカの館
Kimy Stardust Station
moes moon away


今のところ、森さん候補は、メインは01、08、ちょっと下がって05あたり。

天城さん候補は、とりあえず07。
あと、少しでも可能性がありそうな気がするのはみんなということで、02、05、08、09。おまけに11も入れちゃえ!
(なんだ、半分以上が候補じゃん……(^_^;) 要するにぜんぜん分かんない! 絞込み不可能!)

上から順に吟味してみます。

H-01  星摘み

タイトル的には一番森さんっぽい?
内容的にも、いかにも森さんが書きそうな感じ。
双子の可愛さとか、動く雪だるまという設定の愛らしさとか、とにかく端々から覗く自然な愛らしさや、雪原の情景の綺麗さとかも森さんぽい。
あと、主人公のお母さんが亡くなった時の経緯が、サイトにある短編『お母さんの手』の設定と、ほぼ同じ。その、亡くなったお母さんが、一度だけ子供たちに会いに来るというシチュエーションも、その別れ際の、子供たちとお母さんの会話も似てる。

でも、一人称『おれ』の成人男性が語り手なので、普段とはちょっと印象が違う……。
でも、そこが偽装のための工夫なのかも?

そして、『雪だるま、もとい母の胸の中に』という言い回しが、なんとなく森さんっぽい気が……。
どうしてそれを『森さんっぽい』と思うのか、理由は自分でも不明。別に、森さんが他の作品でそういう言い回しを使ってたのを見たという具体的な記憶があるわけじゃないので……。
でも、使ってるのを見たんだけど忘れてるだけかもしれないし……。

でもって、これが天城さんだったとしたら、いくらフェイクでも、ひっくりかえる!


H-02  流るる星の行方

これは、森さんじゃないと思う……。
天城さんなら書けば書けそう。


H-03  黒衣の天使と夜の闇

これは、森さんでも天城さんでもないと思う。
お二人とも、こういう文章の凝り方はしなさそう。
特に冒頭部分、かなり文章に凝ってますね。癖の強さはフェイクかも?


H-04  インプリンティング

これはmoesさん!
体言止めと現在形語尾の徹底的な多用から。


H-05  吸血鬼、1280円。

とぼけた可笑し味といい、ほのぼのした可愛らしさといい、ちょっと森さんぽいかも。
主人公の家がトマト農家だったりするのも、森さんぽい?
でも、ごくごく微妙に、ノリが違う気がする……。
思いっきりフェイク入れた天城さんの可能性も?
『こ兎』を『子兎』じゃなく『仔兎』と書くのが推理のヒントになるかも?

推理とは関係ないけど、この作品、すっごい好き!!
執事はセバスティアンだし、使い魔は可愛い仔兎だし、シャリドの口調といい、それを翻訳するセバスティアンといい、もうたまりません!
しかも、あんな人たちが力を合わせてトマト畑を守っちゃったりするのがまた最高!
この企画中で特に好きな作品の一つかも。


H-06  星は虚ろの月を抱く

実は、最初、一瞬、森さん候補に入れてました(^_^;)
普通なら、森さんが書くとはまず絶対思えないものなんだけど、だからこそ、わざと思いっきり徹底して普段の作風と正反対のものを書いて偽装を計った可能性を考えて……。
でも、一通り読み終わった後で他の方のサイトに行ってみたら、これはネジ子さんだろうと思ったので、候補から外れました。
(ネジ子さんだと思った理由は、まず内容。そして補強材料として、『――』のあとに『。』無し、改行無しでの「」使い、「……」という無言セリフ、等。『頂戴』も特徴的だと思うけど、それはサイトのほうでは見かけなかった)

それに、ああいう猟奇描写は、森さんは、書こうと思えば書けるのかもしれないけど、例えフェイクのためでもあえて書きたいと思わないんじゃないかなあ……。

天城さんのセンは、まずありえないかと。
天城さんの文章は、どうフェイクかけても、根が論理的で合理的なのだけはごまかせないんじゃないかと思います。


H-07  教授(プロフェッサー)が目覚めない

天城さん候補、ナンバー1。
なぜなら、これが一番『フェイクっぽい』から!(笑)
もう、この企画のためだけにフェイク全開、ノリノリで書いたという雰囲気がバリバリです!
それ以外には、何の根拠もありません(^^ゞ
他の人を推理する時には大いに参考にした記号や数字の使い方は、天城さんに関しては、きっと細心の注意を払って特徴を消してると思うので、全く考慮に入れないことにしました。

でも、『あきれる』という表記は、たぶん、フェイクではなく素だろうと思います。
今、調べてみたら、天城さんは、主に、『呆れる』ではなく『あきれる』を使う模様。
これは別に少数派ではないだろうと思うけど、ほんの小さな一歩だけ、天城さんに近づいたかも?

ただ、『浦和レッズ』に、ちょっと引っかかります……。天城さんの地元チームじゃないから(笑)。

あと、この作品については、作者の特定の役には全く立たない(笑)無駄なチェック・ポイントを発見。
これの作者さんは、お葬式の時にお棺に杖を入れる風習のある地域&宗派の人に違いない!(笑)

最初、寝ている教授に布を掛けて杖を持たせたら縁起でもない感じになったという一節の意味が、一瞬、ぴんと来なかったんですよ。
それから、(ああ、そういえば……)と、気が付いて。

というわけで、この作者さんは、そういう風習がある地方の人で、しかも、その風習を誰でも知ってると思っているからこそあそこで説明無しにそれを書いたと思うので、あまりあちこち転居せずに、ほぼずっと地元で過ごした人の可能性が高いかと。

でも、その風習がよほど局地的なものだとか、特定のマイナーな宗派だけのものならともかく、わりと全国区のごく一般的な風習のようなので、それだけで作者さんの在住地方を特定することは不可能だし、もしそれが特定できたとしても、そもそもオンライン作家のみなさんは出身地や在住地を明らかにしているとは限らないので(ましてや、プロフィールに『実家の宗派は真言宗智山派です』とか書いてる人なんて見たことない!)、やっぱり、作者さんを探すのには何の役にも立たないのでした……(^_^;)

天城さんはよくブログに地元ネタを書くので、ブログを読んでる人はみんな天城さんの居住地域を知っているはずですが、とりあえず、その地域には、その風習はあるようです……が、その程度では、全く推理根拠のタシにはなりませんね(^_^;)


H-08  星の実

森さん候補、ナンバー2。
まず、タイトルからして、森さんぽい。
あと、『ティルスの紡ぎ歌』と通じるところがいろいろと。

でも、森さんにしては、ところどころで書き方がやや技巧的な気もします。
『疲弊しきった村人達』『荒廃した村』などの硬めの表現も、軽やかで素朴な愛らしさが持ち味の森さんにしては、ちょっと違和感が。森さんの表現はもっと柔らかい気がします。
前に、森さんが、『大阪弁化フィルター』というので『ティルス』を大阪弁に変えて遊んでたんですが、そうすると、まるで本当に大阪地方の昔話みたいな素朴で優しい語り口調になって、実に柔らかな、いい味が出てたんです。その点、私が真似して自作で同じことやってみたら、理屈っぽく硬い書き言葉の末尾に大阪弁の語尾だけとってつけたような、わざとらしい感じになってしまって(笑)。
あれは、元の文章が相当こなれてないと、柔らかな味わいが出ないんですね。

でも、『ティルス』は森さんの初期の作品だから、それから何年もたてば作風も多少変わるだろうし……。
そういえば、近作の『花摘みの宴』では、硬めの漢語も意外と多用してた気が。

あ、『村人達』という表記は推理のヒントになるかも?
後で森さんとこ行って調べてみよう。


H-09  ホシのヌシ釣り

これは森さんではないでしょう……。
実は、最初、天城さん候補の一つに入ってました。
だって、あからさまにフェイク臭く見えたから……(笑)。
そして、それ以上に、『ワンコ』だし! 尻尾生えてるし!! ワンコ萌え〜!!

……と思ったんだけど、他の方の作品を読みに回った段階で、これは天照史嗚さんだろうと思ったので、候補から外しました。
フェイクのように見えて、実はフェイクじゃなくて、普段からこういう作風の方だったんですね……(@o@)
(いや、違うかもしれないけど。まだ天照さんで正解と決まったわけじゃないけど)


H-10  ツインズ

う〜ん、何となく年若い方の作品のような気がするので、森さんや天城さんではないでしょう(あ、いや、別にお二人が若くないという意味では……(汗))。

『袂を別けた』という語はチェック・ポイントになると思います。普通は『袂を分かった』で、『別けた』は少数派のはずです(グーグルで検索してみたら、『袂を分かった』という使用例は25700件、『袂を別けた』は1020件でした)。これは、おそらく、フェイクではなく素でしょう。
誰かの他の作品にこの言葉があるのを見つけたら、ほぼ作者確定ではないかと。
でも、そうだとしても、そう使用頻度の高い言葉じゃないので、誰かの他の作品からこの言葉を発見するのは、目視確認はもちろん、検索を使っても至難の業でしょう(^_^;) ……諦めよう。
『!?』もヒント?
この人、ヒントが多いから見つけたい……。


H-11  あの星が流れたら

う〜ん、分かりません……。
ざっと見たところ、普段からこういうものを書いてそうな人は居なさそうなんですけど……。
誰かのフェイク?
あ、もしかして、Kimyさんかも?
体言止めと現在系語尾を比較的多用した文章から、青野さんかも。
『酷い』がチェック・ポイントになると思うけど、フェイクの可能性も。


***********

というわけで、今のところ、予想出来てるところだけ……

H-01  星摘み → 森さん
H-04  インプリンティング → moesさん
H-06  星は虚ろの月を抱く → ネジ子さん
H-07  教授(プロフェッサー)が目覚めない → 天城さん
H-09  ホシのヌシ釣り → 天照史嗚さん


ヒントがいっぱいあるのに意外となかなか分からない10が気になる……。
半角の『!!』『!?』使いから、若束夜宵さん?
これから検証してみたいと思います。

追記:仮の予想をもうちょっと書き込んでおきます。

H-01  星摘み → よもぎの森さん
H-02  流るる星の行方 → ?
H-03  黒衣の天使と夜の闇 → ?
H-04  インプリンティング → moesさん
H-05  吸血鬼、1280円。 → ?
H-06  星は虚ろの月を抱く → ネジ子さん
H-07  教授(プロフェッサー)が目覚めない → 天城さん
H-08  星の実 → ?(森さん二号?(笑))
H-09  ホシのヌシ釣り → 天照史嗚さん
H-10  ツインズ → とりあえず若束夜宵さん?
H-11  あの星が流れたら → 青野さんかkimyさん?

まだどこにもあてはめてないのは御桜さん、悠馨さん 、和泉有穂さん。


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