on a wall
亜栗鼠



 日常の調教−その後−

過換気起こして、嘔吐までしたこの間の「日常の調教」
あの翌日、彼は私に色々と話しかけてくれていた(らしい)
「らしい」と云うのは、寝ている私に話しかけていたから(汗)
前に、一度だけ私が寝ていると思って話しかけてくれている彼の声を聞いたことがある。
とても強くて優しい言葉だった。
だから、何を話してくれていたのかは分らなくても心は満たされた。


あんまり言うと亜栗鼠が図に乗るから(笑)
と言ってあまり話してくれない。
少しだけ話してくれた。

死にたいと思う程辛かったと思うよ
よく頑張ったね
よく乗り越えたね
亜栗鼠を誰にも渡したくない
だからしっかりと焼き付けておきたい
亜栗鼠の脳に、心に、カラダに
冷たい私も、意地悪な私も、怖い私も、優しい私も
全て
もっと強くなりな
もっと賢くなりな
笑って私を見送れるように


まだ彼を見送る日のことは考えられない。
今はまだ、ただただ泣きじゃくることしか出来ないんだろう。
泣いて泣いて、前に進むことも忘れてしまいそう。
けれど、これだけは今の時点で言葉にして残しておこう。
「私は生きる。」
いつ彼にもしものことがあったとしても、
突然彼が私を残して逝ってしまったとしても、
私は決して後を追ったりはしない。
私は、生きていく。

今の時点では、これは自分自身に言い聞かせる為。
いつか、もっと強いものに出来るように。
彼への、ご主人様への、そして自分自身に対しての約束。


どんな状況になっても、前を向いて歩いていけるように
私は強くなる。
私は賢くなる。
どんな状況になっても、彼を私の中に刻んで生きていけるように
私は美しくなる。



ふと思い出す。
ずっとずっと前にご主人様が言った言葉
まだ私がココに来る前のご主人様の言葉
「強い女にしてあげるよ。強く賢い女に。何事にも影響されない強く賢い女に。」

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2002年09月04日(水)
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