on a wall
亜栗鼠



 指切り

「俺より先に逝くなよ。」

私は頷く。
そして指切りする。

死はいつ訪れるか分らない。
「そんな分らない約束」
そう言われるかもしれない。
けれど私は指切りする。

私はいつか、主を見送る。

ただ
せめて
貴方を見送った後も、天寿をまっとうするまで強く生きていける私になれるまでは隣にいてくださいね。
まだまだ時間かかりそうですよ。

「絶対」とは言いきれない約束。
けれど私は「絶対」と言う。

私は絶対に主より先に逝かない。

この約束をしてから
守るための最大限の努力はするようになった。






空いた日付に「主との出会い4」upしました。
(8月6日だったかな?)

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2002年08月08日(木)
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