on a wall
亜栗鼠



 少し肩の荷がおりた

祖母から電話があった。
母が彼の事を祖母に話したらしい。
祖母には、離婚してから知り合ったということになっている。
それはそれで良い。
そのくらいの嘘は祖母が死ぬまで吐き通すつもり。

離婚してから、祖母はずっと言っていた
「お前は我慢が足りない。」
「もう結婚するな。」
「当分恋愛もするな。」
「恥ずかしいことはするな。」

まさか、そんな祖母がこんな早い段階で納得するとは思わなかった。
ずっと私の一番近くにいて、
最も私のことを心配しているようで、
全く私のことを理解していないのが祖母だ。
まあ、それも年と今までの祖母の苦労を思えば仕方の無いことなのかもしれない。
頑固なのだけど、結構流されやすい祖母。
完全に理解してはいないだろうけど、まあ良しとしましょう。


今日の電話では
「ちゃんと尽くせよ。」
「暗い顔するなよ。」
「いつも明るくしていなさい。」
「幸せになれよ。」
と言っていた。
少し矛盾を感じなくもないいつもの台詞だ。
私は、いつものように「はいはい。」と答える。

まだまだ尽くし足りないかな?
まあ、その辺はこれからの努力目標とするとして。
私、基本的に好きな人には尽くすタイプではあると思うのですよ。
ただ、嫌いな人に尽くせないだけで。
当たり前のことですね。
嫌いな人間に尽くせるはずなどない。

祖母にはこんなことまで言うつもりはないけれど
辛い時には辛いと言いたい。
いつもいつもニコニコしてるなんて出来ない。
もう、無理して笑いたくはない。
自然でいたいんだ。
自然に笑っていたいんだ。
もう、ポーカーフェイスは疲れたよ。


まあ、彼の前ではポーカーフェイスなんて出来ないんですがね(笑)


今、幸せですよ。

意地悪されたり、苛められたりしている毎日ですが(笑)


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2002年07月20日(土)
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