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on a wall
亜栗鼠
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安心
「我慢しなくていいよ」
その言葉で堰を切った様に声を出して泣いた。
一日中頭の中をぐるぐる回っていたことを話そうかと思ったけれど
何も言えずに、ただただ泣いた。
涙を出しきったら
なんだか軽くなった。
気が付くと
彼の腕枕で寝ているのは私だけではなかった。
腕の根元で寝ているのは私。
手首辺りで寝ているのは猫。
まるで子供が二人居るみたい。
やっとぐっすり眠れた。
大人の行為の様だけど
実は子供になれる場所なのかもしれない
泣いて
喚いて
諭されて
躾られて
甘えて
安心して
眠る
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2002年07月18日(木)
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