29号の日記
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2005年06月11日(土) 非礼の民

 平日の疲れもあって、午後1時過ぎに起床。しかし、本当に疲れている。深夜になって、たまらずマッサージ屋に行く。原付で駅に行くと、駅の近くに2軒あった。「中国整体」と「健康マッサージ」。値段はいずれも30分3000円。「中国整体」の方が効きそうな気がして、入ることにする。店員は日本人か、日本滞在歴の長い中国人かのいずれかだろうと思っていたら、日本語が下手な、ネイティブ中国人だった。
 不法滞在なのではないかと思われる、日本語が店長よりも更におぼつかない、若い中国人娘に、部屋に通される。暗色のカーテンで仕切られた3畳程の空間に、薄暗い照明。とても怪しい雰囲気だ。娘は「服を脱いで下さい」と言う。更に怪しい。実はH系で、後からぼったくったりする気じゃないだろうな、と警戒する。「店の服に着替えるんですか」と聞いたら、「パンツ一丁になって下さい」とのこと。大丈夫か?
 一応、要求通り着ていたTシャツを脱いだところ、「肌が傷だらけなので、出来ません。」と抜かしやがった。現在俺は、背中に限らず全身に、あちこち掻き壊した引っかき傷があり、一部、血が滲んでいたりするので、初めて見た人は、びっくりするらしい。しかし、前金払わせといて「出来ません」はないだろう。「店長を呼んで下さい」と言って店長を呼ばせた。呼ばれた店長は娘としばらく中国語で話合っていたが、「やれ」という結論になったらしく、娘は「それでは服を着て受けて下さい」ということになった。この間、娘からも店長からも、申し訳ございませんの一言もなし。
 さて、技術の方は、手の力は女性だけに物足りなかったが、足で背中を踏みつけるのは、良く効いて気持ち良かった。
 しかし、、これは恐らくマニュアルなのだろうか、「住まいはお近くなんですか」とか、どうでもいい、たわいもない質問を2、3俺に寄こして来た。そんな下らん質問をする前に俺に言うべきことがあるだろうが、と思い、適当に済ませた。
 ということで、この店、技術はそこそこ良く、背中が軽くなったものの、「チャイニーズスタンダード」な接客と、薄暗く怪しい個室でそれぞれマイナス点。
 2500年後の子孫の、余りにも礼を失した振る舞いに、彼等の民の大大先輩である孔子や孟子は、きっとあの世でお嘆きになっているのではないだろうか。



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