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■ 義経縁側日記(46)
うむ。 ディレクター殿は、当初静役を広末涼子に演らせたかったそうですが、熱烈なラブコールにも関わらず(出産直後なのもあって)素気(すげ)無く袖にされてしまったらしいです。 しかしながら、今宵の「しずやしず」を観ていたら、少なからず後悔し、且つ石原さとみに嫉妬したことでありましょう。
モノローグを一切加えず、口から発する言葉、仕草、視線だけという「具現」の力で頼朝に抵抗する静。 彼女の一挙手一投足を的確に理解し賞賛を惜しまぬ政子。「舞えと言うならそれなりの支度が整えられるのか」という静の挑発に、微笑んで「望むままに」と答えるシーン以降は、女だからこそ、また女でなくては真に分からぬ心情を、紅き紅葉になぞらえて美しく気高く格調高くみせた、まさにドラマの真骨頂でありました。
奇しくも今日、東京国際女子マラソンで見事復活優勝を遂げたQちゃんこと高橋尚子選手の姿にも重なり、「どんな境遇にあっても逃げず対峙する勇気」に、心揺さぶられる一日でした。
誰にも時間は平等に与えられる。 今日一日でも三年先でも目標をもって、毎日を大切に生きよう。
有言実行のインパクトは、何よりも説得力があるのです。
2005年11月20日(日)
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