日日雑記
emi



 『隠の王』 が面白くなりそうv

「なばりのおう」と読むそうです(ちゃんと振り仮名振ってある/笑い)。忍びの世界を「隠」と呼ぶ設定になってます。
とゆーことで忍者マンガなのですが、現代日本が舞台で固有名詞も馴染みのあるものばかり。物語の主軸は「何かを得る」というより、「すでに持っている何かを捨てる」にあります。

主人公の壬春(ミハル)くんは中学2年生。小柄で見た目ひ弱な守られキャラ的なのですが、中身はなかなか狡猾な小悪魔ちゃんv 実はその身の内に秘術「森羅万象」を秘めていて、いろんな里から狙われています。性格は何事にも無関心。

壬春と合わせ鏡になるのが宵風(ヨイテ)くん。気功の一種”気羅(きら)の術”の使い手で、ある目的のために森羅万象・壬春を手中におさめようとしています。淡々としたダウナー系ですが「カワイイ」といわれると激烈な反応を示し暴走します。宵風の壊れっぷりが、物語を魅力的にしていると申せましょう♪(管理人自己比)

彼らを取り巻く状況は時限爆弾付きでかなりヤバい感じ。壬春は自分にとっていちばんラクな方法(=誰かを傷つけずに済む方法)を常にチョイスするので、ここいらの心理的変化が今後の鍵を握りそうです。

お話はシリアスですが、合い間に入るエピソードが今時のガキ的でつい吹き出してしまいます。読んでいるうち、水月博士の『悪魔のオロロン』を思い出しました。受ける印象があれに似てるかなー。

この頃低体温キャラがまわりから(半強制的に)触発されて、秩序の世界から混沌へ身を投じる……そんなシチュエーションが多いです。それにいちいちハマってしまう、あたしもどーかと思いますが;
とりあえず体裁の整っていたものが、少しずつ崩壊してゆく。エントロピー増大物語って心掻き乱されるから好き。



しばらく自分でかくのばっかりだったので、いっぱい入れたい気分なのでした♪

2005年06月08日(水)
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