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■ 相手がプロならあきらめがつくけれど
つかないのは同人だ!…と思う心はさもしい。
それはものすごく上手な絵や文章を見たとき。 商業誌なら「プロなんだから当たり前」と思うのに、アマチュア(同人は多くがそうだ)だとかなり妬ましい。
センスのよさっていうのは後年の努力ではなかなか追いつかない。小さい頃からどれだけたくさんのものに接してきたかで決まってしまうところが大きいのだ。
親がおしゃれだと子どもに着せる服もセンスがいい。自然その子はいいもの、気の利いたものを選別する力をもつようになる。音感、バランス感覚、運動神経、その他すべからく同様だ。
本人のこだわらない心も大事だろう。 それは主義主張がないのではなく、執着しないことの一点に尽きる。 「自分はこれがいい、こうでなければならぬ、それ以外はクズだダメだ」というくだらない思いにとらわれず、ニュートラルでフットワークの軽い人ほど何事も伸びる。
「自分はこれがいい」と思うタイプは基本的に怠惰で面倒くさがりが多い。新しいものを開拓する好奇心も気力も希薄なくせに、体裁をつくることには熱心…要するにあたしみたいな人間である。しかし妬む心は人一倍強いので始末に困る。
せめてこのさもしい心が、明日の向上につながればいいのだけれど。
2005年01月11日(火)
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