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■ アニメ夜話第二夜
ルパン三世のものまねをしてみてと言うと、90%の人が「ふ〜じこちゅわ〜ん!」とやるそうな(笑)。 そんなこんなでNHKBSアニメ夜話第二夜は「ルパン三世カリオストロの城」(1979)でした。昨日とゲスト3名が交代(国生さゆりには驚いた!)したものの、テンション全く落ちず(^0^;)。
「宮崎アニメのキャラは止め絵で見たら全然つまらない。ところが動き出すと俄然魅力的なんだ、やっぱりアニメは動かなきゃダメなんだよ」 そーよねー動いてナンボよね!ルパンの滝登りシーン観ながら思わず手を叩いておりましたさ;
今回の大爆笑は、カリ城以降原作者のモンキー・パンチ氏が監督した作品について。その中でルパンが女を撃つシーンに若手スタッフが「えっルパンは女は撃たないでしょう」と言うと「オレのルパンは撃つんだよ、オマエの言ってんのはカリ城だッ!!」と激怒なさったって話。パンチ氏はカリ城を高く評価してるけど、その後描き辛くなったのも事実と言っておられるそうです。
もうひとつは、クラリスみたいな理想的美少女は現実にはいないですよね?という質問に対し宮崎さんは「いるんだよッ!!」と、これまた激怒なさったって話(^_^;)。しかし「カリ城のお話はせいぜい3〜4日の間。それくらいなら誰だってネコかぶれる」と立派な補足があったそーです、あははははー。
総論として真面目な宮崎、無頼派の大塚、この二人が組んだことで絶妙なバランスの作品になったこと、短期間(たったの4ヶ月)制作であったがゆえに、ぎりぎりの才能が引き出されたこと等が挙げられていました。 ところが今や傑作の誉れ高いこの作品、公開時は興行収入最悪だったのですって、ビックリ。
当時はSFばやりで特にアニメはSFでないとダメと言われてたそうです。確かにルパン劇場版第一作目「ルパン対マモー」もSFテイストでした(こちらはヒットしたらしい)。ところがカリ城のいきなり古城だお姫様だという展開は、ピカレスクなルパンファンには不評だったらしーんですねー。
キャラはそんなだし物語のあちこちが辻褄合わないカリ城。でも宮崎氏が作家として最もはじけていた時期の勢いが感じられ、「未来少年コナン」と並んで彼の最高傑作と言っていいとのメンバーズの結論に深くうなずいたのでした。
さあて、今夜は「あしたのジョー」。 深夜なのでくれぐれも「立て、立つんだジョー!」は控え目に(笑)。
2004年09月08日(水)
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