出向コージ苑

2003年08月29日(金) その瞬間

昨日に引き続き、世界陸上である。
今日のメインイベントは、男子200の決勝。
何と日本人がメダルをとるかもしれない、というので、
午前中からうずうずしている在留邦人達。
何と言っても、日本人で短距離で決勝、と3拍子揃っているのだ。
これが興奮せずにいられようか。

男子200決勝の放送時間は、L国時間の午後10時。
日本のファンは眠い目をこすりつつ、深夜まで観戦しているらしいが、
幸い欧州にいるコージ苑にとってはゴールデンタイムなのですよ。うひ。

などというプチ自慢はさておいて、
今日の主人公は、かつて陸上部に在籍していた七味屋氏である。
彼は今日のレースを人一倍楽しみにしていた。
なのに、よりによって仕事が終わらず、残業で遅くなった。
刻々と過ぎる時間。
着々と時を刻む時計の針。
彼は焦った。
9時50分、もうだめだと思った彼は、職場のテレビをつけた。
しょうがない、仕事をしながら問題のレースだけ観戦しよう。
9時55分、テレビを横目で見ながら、仕事を続ける。
9時58分、そろそろか?と思ったその瞬間。

電話が鳴った。

そして10時5分、かすれた声で、コージ苑に電話がかかる。
「だ・・・男子200終わったんですか・・・?」
終わりました。
コージ苑は、しっかり見届けました。
銅メダルの瞬間を。

それを聞いた瞬間から、帰宅して寝るまでずっと、
「俺の人生なんてそんなものさ」と、彼はやさぐれていた。
気を落とすなよう、また次の機会が・・・

あ、あるかな、近いうちに・・・


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