出向コージ苑

2003年08月30日(土) 北のサハラへ行こう1

去る直前になって、欲が出てくる。
お隣の国、LTからロシア領にまたがる大砂丘を見る週末旅行。

出発は余裕をもって、朝の7時半。
メンバーはケンタロウ夫妻にエンジェル先生、
運転手には七味屋氏、コージ苑はおやつ担当。
エンジェル先生以外は朝食抜きだったので、
途中のガススタでホットドッグとコーヒーを買う。
こういう時のこういうものって、意味なくおいしい。

週明けから大学が始まるケンタロウ氏は、
L国内の海沿いの町までのお付き合い。
あいにくの雨天だが、行きの車内はあれこれとにぎやかである。

3時間弱で、最初の目的地に到着。
ケンタロウ氏以外の4人は、L国のバルト海側は初めてだ。
お茶をしたり、適当な店に入ったりと、
ぶらぶら歩きを楽しんだ。

それにしても、傘を差しながらの観光っていうのは、
どうも具合がよろしくない。
視界が遮られるのと、人に注意しなくてはならないのとで、
視線をあっちこっちにやれないのだ。
観光というより、ひたすら散歩した様な気がする。

やたらとお洒落なロックカフェでの昼食の後、
ケンタロウ夫妻と別れる。
残る3人で、目指せ大砂丘。

※※※※※

砂丘地帯へは、対岸の町から渡し船で。
のんびりした速度の船でもたった10分弱の距離、
橋でも渡せば話は簡単だと思うが、
あえてそうしないのは何か理由があるのだろう。
などと考えている内に、船はあっけなく砂丘側へ到着した。

最終目的地までは、そこから車で約1時間。
元々保養地として知られる場所だっただけあって、
点在する村も、とろーんと眠たげ。
・・・かと思いきや、町の中心に近づくにつれて聞こえてくる爆音。
そして、私達のホテルへと続く道には通行止めの標識。
どうしたんだと見てみれば、まさに自動車レースの真っ最中である。
どこが眠たげな保養地だ。
やむを得ず、適当な駐車場に車をとめて、
歩いてホテルへ向かった。

今回宿泊したのは、この国の言葉で「朝露」という名のホテル。
一見すると普通の民家にしか見えない建物は、
昔の漁師の家を改造したものだそうだ。
英語を話すお姉さんと、ドイツ語を話すお婆さんが案内してくれる。
驚いたのは、部屋の広さ。
ベッドルームとは別に、台所とリビングがついている。
これは完全に、長期滞在型のホテル。
よく1泊だけのコージ苑達をOKしてくれたもんだ。

その優しさに敬意を表し・・・たわけではないが、
夕食はホテルのレストランでとることに。
海沿いの町に来たなら、やっぱり魚料理でしょ。
メニューにはドイツ語と英語も併記されていたが、
魚やら果物やらの固有名詞なんて、
普通学習する機会がないので、とんと分からない。
えいっと頼んでみたところ、タラみたいな白身の魚だった。

就寝前、せっかくテレビつきの部屋なのだからと、
世界陸上を観戦しようとしたが、
テレビがいかれていたのか電波が届きにくい地域だからか、
画面には、わずかに色のついた砂嵐がうつるばかりだった。

まあいいけどね、旅行の時ぐらいはテレビなしで過ごしても。


 < これまで  もくじ  これから >


コージ苑