出向コージ苑

2003年07月13日(日) 掘り出し物?

特にやる事も思いつかない、
まことに寂しい週末を送っているコージ苑である。

S国最後の一日を無為に過ごすのも悔しいので、
再度アンティークマーケットに行く事にした。

気のせいか、先週より店も人も多い会場を歩く。
オレンジ色の気泡ガラスに花の絵を描いた、
かわいらしいグラスと水差しのセットがあった。
新居にほしいと思ったが、
一度やり過ごして戻ってきた時には消えていた。
掘り出し物に躊躇はするべきではない。

この反省を元に、
オランダ製ミニチュアバイオリンを見つけた時には、
一応値段を聞いて即買い。
(実はバイオリンコレクターのコージ苑)

バルカンあたりには、ナイーヴアートというもんがある。
これはガラスをキャンバス代わりにして、
アクリル絵の具か何かで絵を描く手法で、
時々日本で展覧会も行われているそうだ。

コージ苑に声をかけてきたのは、クロアチアの画家だった。
実はコージ苑、このおっさんに前も声をかけられた。
数年前のことだ。
おっさんも当然覚えていないだろう。
そしてその時、彼の絵は買わなかった。
今回も「引っ越したら買うから」と逃れようとした。
すると彼は、一枚いくらで売っているワゴンの中から、
雪景色に教会が描かれている絵を取り出し、
ご丁寧にも裏にサインを入れて「プレゼント」してくれた。
おお、こりゃすいませんね。

しかしその後、
もう一度おっさんの店を通りかかったとき、
彼は別の日本人女性(2人連れ)に、
同じことをしていた。

おっさん、売上げ大丈夫かい?

※※※※※

帰り道、子供の集団に声をかけられる。
双方言葉を使用しての意思の疎通がままならず、
しばらく動物園のパンダ状態に甘んじていたコージ苑だが、
きりがないので彼らの写真を一枚撮った。
案の定、「お母さーん!」と駆け出していく彼ら。
やれやれ、と帰りかけたコージ苑だが、
いくらも行かないうちに子供達が追いかけてきた。
「日本じーん!」と呼びながら。
…直接的すぎて笑える。
もう一枚撮ってくれ、ということだったので、
喜んでシャッターを押した。
今度来るときにはプリントアウトして持っていってやろう。

※※※※※

立花隆『ぼくはこんな本を読んできた』 文芸春秋
この人って本当に知識の泉。←使い方違うし
とにかく尋常でない量を読んでいる。
趣味と仕事、両者の間には、とてつもない距離があるようだ。

岩合日出子『アフリカ ポレポレ』 朝日新聞社
カメラマンの夫に同行し、
アフリカのとある自然公園で1年半を過ごした家族の記録。
4歳の子供の、あまりに泣かせるセリフが満載である。
しかし、アフリカでの生活に関する話より、
芸術家気質(らしい)夫の態度への不満が印象に残った感も。
夫婦の確執は、かくも恐ろしい。


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