出向コージ苑

2003年07月06日(日) 読書とドライブ

朝、ちょっとがんばって早起きして、
週末ごとに開かれるアンティークマーケットに出かける。
アンティーク、というと聞こえは良いが、
その半分はガラクタすれすれの物である。
しかし、コージ苑はこういうの、大好き。
端から見るとアヤシイ程何回も往復し、
結局何も買わずに帰ってきた。

さてくつろくぞ、と着替えた瞬間、
モーナさんからドライブのお誘いがかかる。
午後も数時間経った頃に出かけたのは、
車で30分ほど行ったところにある、Krka川の源流。

ちょっとした鍾乳洞になっている水源は、
暗くてひんやりしており、絶好の避暑スポット。
奥のほうにぽつんと設置された水槽の中には、
トカゲぐらいの大きさの「サンショウウオ」がいた。
闇の中で生まれ育っているので、
彼らの目は退化し、体の色は真っ白。
しかし、観光客のために水槽にライトを当てつづけていると、
やはり「日焼け」して黒くなってしまうそうで、
数ヶ月ごとに選手交代するのだそうだ。
色白美人も大変。

付近一帯は湿原となっており、
車の通れる道はないので、歩いて散策する。
木立の中に入ってみると、
思わぬところにナデシコが咲いていたりして、中々楽しい。

湿原地帯にある小さな町の中心には小山があり、
頂上には教会があった。
登ってみると、付近の町が一望できる。
その中でも一番眺めの良いところは、墓地になっていた。
かつて『南仏プロヴァンスの12ヶ月』だったかで、
「死者はこれからずっとひと所にいるんだから、
町で一番景色の良い場所は彼らのものなんだ」というくだりがあった。
永遠となるとさすがにウンザリするだろうが、
こんなにきれいな場所であれば、
飽きが来るのは大分経ってからに違いない。

※※※※※

寺山修司『さかさま世界史 英雄伝』 角川文庫
マヤコフスキーの言葉の引用。
「もしも心が全てなら いとしいお金は何になる?」
いくら守銭奴とののしられても、
この一節だけで、読んだ価値があろうというものだ。
増してや「寺山節」とでも言うべき人物評はどれも、
にやにやしつつ納得させられてしまう。

塩野七生『銀色のフィレンツェ』 朝日文芸文庫
イタリア三部作の、二作目。
(といっても、この人の著作は殆どがイタリアものだが)
ベケ教授に言いたい。
どうしてこれ一冊だけ置いているのですか。←欲求不満


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