出向コージ苑

2003年05月28日(水) はるばる(1)

遠くモスクワから、日本人学校が修学旅行に来る。
大学生達は、彼らの市内観光のお手伝い。
本当にできるのか?という不安をよそに、その日はやってきた。

昼過ぎ、集合場所に着いてみると、
ちっちゃい日本人の男の子女の子がわらわら。
中学生って、こんなに小さかったっけ。

彼らは各班ごとに観光ルートを設定しているので、
午後の4時間は別行動。
大学生は、それぞれのグループについてガイドをする。

ガイドのペアは、あらかじめ決めてあった。
Y先生とコージ苑としては、各ペアの質がなるべく均等になるよう、
学生たちの会話力だの、積極性だのを考慮してふりわけたつもりだった。
しかし、大学生と引き合わされた中学生の表情を見てはっと気づく。

エバ(身長180cm以上)とスシ(坊主頭に目の上ピアス)担当の班。
…怯えとる。

最初はともかく、今となっては皆がかわいい私達。
ファーストインパクトの点までは考えていなかった。

しかし、その後のガイドでエバは「頼れるお姉さん」を印象付け、
スシは女の子(ただいま思春期真っ盛り)の憧れの的に。
他の学生も、程度の差はあれ、そこそこ懐かれたようだ。

中学生は前日からの強行軍で疲れてはいるようだが、
さすがの若さでまだまだ元気。
逆に「日本語で観光案内」という緊張状態が続いた大学生の方が、
げっそりした顔をしていた。

そしてもっとげっそりしていたのは(既にお分かりだろうが)、
子供を預かって気の休まるひまも無い先生方と、
「日本語で観光案内」をする大学生を見ていた私達だった。

筋肉痛の薬を忘れたという教頭先生のことが心配でたまらない。
学生に、そんな薬があるかどうか聞いてもポカンとしている。
じゃあ筋肉痛の時にどうするんだと尋ねると、
「放っといたら治る」という答が返ってきた。

若さは無意識の傲慢だ(そりゃコージ苑も数年前まではねー…)。


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