出向コージ苑

2003年04月20日(日) 坂のある町2

遅めに起きて、ピラン観光。
コージ苑は二度目なので、ヘレンが先導する道順には多少の覚えがあった。
もちろん初めての七味屋氏は、写真を撮ったりあたりを眺めたりしていたが、
いかんせん風邪気味の彼は、鼻水の処理に忙しく、観光に専念できない御様子。

ピランという町は、その規模の小ささにしては教会が多い。
内部もまた、結構凝った造りになっている。
L国はプロテスタントだが、こちらはカトリック。
両者の教会建築の違いは歴然。
非キリスト教信者のコージ苑の個人的趣味から言うと、
見るだけならカトリックの方が(装飾過多のきらいはあるとしても)好きだな。

町の一番の高台にある城壁にのぼる。
他の観光客がいなかったため、絶好の眺望はこの瞬間、私たちだけのもの。
折から晴れてきた空の下には、青い青いアドリア海があった。

帰り際にもう一度ヘレンの家をのぞくと、彼女のおばあ様が来ていた。
2年前に、少しだけ会った私を覚えていてくれたらしく、
猛烈なハグとキスをいただく。
このおばあ様の作るピクルスは絶品。
世界一だと思う、とヘレンに通訳してもらうと、
おばあ様が笑って言うには、「運がよければおいしいピクルスになる」。
ならばこのおばあ様、いつでも運が良いに違いない。

今年初めての、本物のイチゴを使ったシャーベットを食べて、
ヘレンとマシューにさよならする。
帰りは迷うことなくリュブリャーナにたどり着き、
かねてからの約束どおり、ぶっひーちゃんとお夕食。
ところが彼女も数日前から風邪をひいており、
3人のうちで食欲たっぷりなのは、普段虚弱なコージ苑だけだった。

…いるよな、旅行になると妙に元気な奴。
自分がそういう人種だとは、30年近く生きてきてついぞ知らなかったけど。


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コージ苑