出向コージ苑

2003年04月19日(土) 坂のある町1

ホテルの朝食で、日本人の初老の夫婦と隣り合わせになる。
息子さんがスロベニアに住んでいらっしゃるそうだ。
L国もそうだけど、ここも「知り合いがいるから来る国」なのね。

※※※※※

午前中はリュブリャーナ市内を探索。
市場を一回りしてお土産を物色し、お城にのぼって高い所からの眺めを楽しむ。
ウィーンで借りたアウディの性能が良い良いとご機嫌の七味屋氏だが、
彼がL国で乗っているのだってボルボなのだ。贅沢な話じゃないか。

さて、今日は少々足を伸ばしてイタリアはトリエステへ。
須賀敦子がウンベルト・サバの軌跡を求めて旅したあの土地である。
結果から言うと、想像していたより工業都市の色合いが濃く、
当然のことながら町並みは近代的になっていたけれど、
それでも一本裏道に入ると、古びた建物が軒をつらね、石畳が顔を出している。
迷路のようになった細い道を行き来していると、やっぱりここは坂の町だと思う。
あいにくの曇り空で、アドリア海はうっすらブルーグレイだったものの、
そこにのんびり船が浮いている様なども中々よろしい。

市内のメイン広場に面するレストランで遅めの昼食。
コージ苑はラザニア、七味屋氏はお米のサラダ。
飲み物は個人的好みにより当然マキアート(このカタカナ表記でいいのかな)。
コージ苑がお手洗いに行った隙に出てきたらしいそのコーヒー、
先に見ていた七味屋氏がにやにやしながら「すごいですよ」と言う。
どれどれ、とテーブルに目をやると、大きいカップの中身が真っ白。…真っ白?
泡だったミルクしか入っていない。
コーヒーはと目をやると、
本来ミルク入れであるはずの容器に入ったエスプレッソ。
すげえ…コーヒーとミルクの比率1:9ぐらい?
以前スペインで「アメリカンコーヒー」ってあったのを頼んだら、
ウェイターが得意満面でエスプレッソとお湯を別々に持ってきたけど。
あれとは明らかに別種の、「本場の自信」とでも言おうか、
「これがイタリアなのよ文句ある?」的空気がそこには漂っていた。
(にしても、マキアートってこんなもんだっけ…)

大きい道路をあえて避け、海沿いの細い道をたどって再びスロベニアへ入る。
2年前の実習で知り合った学生が住んでいる、ピランという町で今日は宿泊。
久しぶりに会ったその学生、ヘレンは相変わらず細くて白くてかわいらしい。
そして彼女の隣には、もっさりロンゲのクマさん、マシュー君が。
ちなみにこの愛らしいカップル、揃って「おたく」だったりするんだな。
話に出てくるアニメ、時々コージ苑でもわからんぞ。
(別に自分はマニアじゃないけどさ)

長距離移動で疲れていたので、今日は早めに就寝。
年を取るとねー、無理がきかなくなるのがつらいよねー。


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