ホテルの朝食で、日本人の初老の夫婦と隣り合わせになる。 息子さんがスロベニアに住んでいらっしゃるそうだ。 L国もそうだけど、ここも「知り合いがいるから来る国」なのね。
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午前中はリュブリャーナ市内を探索。 市場を一回りしてお土産を物色し、お城にのぼって高い所からの眺めを楽しむ。 ウィーンで借りたアウディの性能が良い良いとご機嫌の七味屋氏だが、 彼がL国で乗っているのだってボルボなのだ。贅沢な話じゃないか。
さて、今日は少々足を伸ばしてイタリアはトリエステへ。 須賀敦子がウンベルト・サバの軌跡を求めて旅したあの土地である。 結果から言うと、想像していたより工業都市の色合いが濃く、 当然のことながら町並みは近代的になっていたけれど、 それでも一本裏道に入ると、古びた建物が軒をつらね、石畳が顔を出している。 迷路のようになった細い道を行き来していると、やっぱりここは坂の町だと思う。 あいにくの曇り空で、アドリア海はうっすらブルーグレイだったものの、 そこにのんびり船が浮いている様なども中々よろしい。
市内のメイン広場に面するレストランで遅めの昼食。 コージ苑はラザニア、七味屋氏はお米のサラダ。 飲み物は個人的好みにより当然マキアート(このカタカナ表記でいいのかな)。 コージ苑がお手洗いに行った隙に出てきたらしいそのコーヒー、 先に見ていた七味屋氏がにやにやしながら「すごいですよ」と言う。 どれどれ、とテーブルに目をやると、大きいカップの中身が真っ白。…真っ白? 泡だったミルクしか入っていない。 コーヒーはと目をやると、 本来ミルク入れであるはずの容器に入ったエスプレッソ。 すげえ…コーヒーとミルクの比率1:9ぐらい? 以前スペインで「アメリカンコーヒー」ってあったのを頼んだら、 ウェイターが得意満面でエスプレッソとお湯を別々に持ってきたけど。 あれとは明らかに別種の、「本場の自信」とでも言おうか、 「これがイタリアなのよ文句ある?」的空気がそこには漂っていた。 (にしても、マキアートってこんなもんだっけ…)
大きい道路をあえて避け、海沿いの細い道をたどって再びスロベニアへ入る。 2年前の実習で知り合った学生が住んでいる、ピランという町で今日は宿泊。 久しぶりに会ったその学生、ヘレンは相変わらず細くて白くてかわいらしい。 そして彼女の隣には、もっさりロンゲのクマさん、マシュー君が。 ちなみにこの愛らしいカップル、揃って「おたく」だったりするんだな。 話に出てくるアニメ、時々コージ苑でもわからんぞ。 (別に自分はマニアじゃないけどさ)
長距離移動で疲れていたので、今日は早めに就寝。 年を取るとねー、無理がきかなくなるのがつらいよねー。
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