週一で、エンジェル先生と勉強会をやっている。 この先生、中々面白い経歴と、それに見合うラブリーな個性を持った方である。
何故に彼がエンジェルか。 端的に言えば、邪気がまるでない。 人の言葉を深読みしたり、邪推したりという事とは全く無縁であるようだ。 そんな彼と話しているのは中々楽しい。 しかし、一つだけ困った点があるのだ。
勉強会は、大体こんな風にして始まる。 コージ苑宅に来た先生は、まず「今日のおやつ」を取り出す。 先々週はケーキ、先週はお汁粉、そして今週は羊羹だった。 そう、彼は極めてハイレベルの甘党なのである。 そしてコージ苑は辛党だという事実を彼は知らない。 しかし辛党だろうが獅子唐だろうが、天使の微笑みと共に出された羊羹を、 どうして(年寄りに弱い)コージ苑が断れるわけがあろう。 そして毎週、胃が痙攣をおこす程の甘いお菓子がコージ苑の口に入る。
とはいえ、それはたいした問題ではない。 茶道の時には、激甘の茶菓子を食べていたコージ苑だ。 市販の羊羹やらお汁粉が何さ。ニッコリ笑って食べてみせるさ。
真の問題はこちら。
くだんの「今日のおやつ」を食しつつ、先生は世間話など始める。 エンジェル先生はおしゃべりが大好き。天使だからね。←意味わかんない 勉強会の時間は、月曜3時から4時までとなっている。 まあ10分程度のずれは仕方がない。 しかし、20分、30分経っても世間話は終わる気配を見せない。 コージ苑も別に多忙ではないが、一応予定もある(事もある)のよ。一応だけど。 いい頃を見計らって本題に入ろうとするのだが、中々話に切れ目がない。 ちらちらと時計を見る、という手段でアピールしても、先生は気づかない。 いかにも楽しげに話しつづけるエンジェル先生。
そして時は過ぎ、1時間の予定が2時間3時間となる。 今日に至っては4時間半。 そして帰り際、先生は「いやいや、私はおしゃべりでしょう?うふふ」と笑った。
ああ…コージ苑、話しながら天使の輪と白い羽を見たよ。 邪気がないって、時に罪。
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