春は人の出入りが激しい。 昨日ローラちゃんを送り出したと思ったら、今日は麿君が帰国する。
大使館で派遣員だった麿君は、 帰国後そのまま外務省に勤務することになったそうだ。 「良かったねえ、っていうかいいのか?」と一度聞いたことがある。 彼は一言「はあ、まあ」と答えた。 「でも東京かあ、慣れない土地で大変だねえ」と言うと、 彼はやっぱり「はあ、まあ」と答えた。 そんなローテンションでマイペースな君が、コージ苑は大好きだ。
数人で空港に向い、さて彼はどこにと探すと、 いたいた、いつも通りの彼がぼーっと立っていた。 珍しく自主的に話し始めたところによると、何か事件があったらしい。
彼は(生意気にも)ビジネスクラスで搭乗するため、荷物の重量制限は30キロ。 対して、帰国翌日から出勤する彼の荷物は60キロ。完全にオーバー。 そして係員が超過重量分として提示した金額は、
日本円にして18万円。
うわあ、荷物のお値段もビジネスクラス。
それに輪をかけて衝撃だったのは、 交渉の末、約10万円まで値切った麿君がその料金を「現金」で払ったという事実。
うわあ、さすが所持金もビジネスクラス。
そしてゲートをくぐる時、彼は最後の挨拶をした。 「あ、じゃあ」 …そんな君がコージ苑は大好きだ(笑)。
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