R市の「新劇場」で能と狂言の舞台がある。 主催者の一人とY先生が知り合いなので、コージ苑達は顔パスで入れてもらった。
この「新劇場」、外見は全く新しくない。 何でも創業100年らしく、では何が「新」なのかというと、 上演作が新劇中心らしい。 (ここで能は何なのよという疑問には、 まあL国にとって目新しいということにしておいて)
本日の演目は能が「土蜘蛛」、狂言が「雷」。 主催者さんによると、外国の方々がビジュアル的に楽しめて、 しかも字幕無しでも通じるような単純な筋のものにしたとか。 パンフレットに大方の筋書きも載っていたので、 どうやら日本側の読みは当たったらしく、終わった後は拍手喝采。 能なのにカーテンコールを要求され、 恥かしげに出てきた「土蜘蛛」さんは、はげ頭のおっちゃんに変化していた。 そして観客サービスで、パッと糸を客席にはく(というのかなあ)と、 拾って帰る人続出である(クリスマスの飾りにするんだそうだ)。
コージ苑は勿論初体験ではないので糸は拾わなかったが、 能楽の、あの空気を切って一直線に向かってくる音を再認識。 国立などの大劇場でみるものも良いけれど、 こういう小規模の舞台で鑑賞する能もダイナミックだ。
ちなみに今日の気温は−10℃。 行き帰りの寒かったことといったら、 いっそクモの糸にくるまっていたかった。 …しまった、拾って帰ればよかった。
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