出向コージ苑

2002年11月29日(金) 水炊きとF国の国民的菓子

週末の恒例になりつつある夕食会である。
今回のメンツはR市在住の日本人のうち(比較的)若手6人、
メニューは水炊き。
先発隊が中央市場に買出しに行き、7時集合で鍋に火を入れる。

今日のコージ苑は昼頃起きた。
「どうせ夜ご馳走だし」などと理屈にならない理屈をこね、
ゆで卵を一つ食べただけだったので、空腹この上ない。
鍋を囲んで楽しい会話、というよりは黙々と消化活動にいそしむ。
Y先生と二人で手首のスナップをきかせ、
ひたすらたたいて作った鶏団子が滅法うまかった。

食後のデザートに、
麿君(彼は平安貴族のようなお顔立ちなのである)が妙なものを持ってきた。
アメのようだが、なにやら黒い。
実はコージ苑は一度お試し済みなのだが、
これは北欧F国の国民的菓子なんだそうだ。
国民的、というからにはF国ではこれを老若男女食っているのだろう。
未体験のダッカさんと七味屋さんが一つ口に入れる。
モゴモゴ。
「……………」
二人ともひたすら無言、なかなか味のある顔をしている。
この菓子、実を言うと掛値なしにまずい。
なんというか、昆布だしのミントを砂糖で固めた味がする。
これに日常親しんでいるというだけで、
F国人とは結婚したくないと思ってしまうほどの強烈さ。
持ち込んだ麿君は一人微笑んでおられた。
完全に彼の作戦勝ちである。

※※※

森博嗣『夢・出逢い・魔性』
この人のパターンがちょっと見えてきた。
コージ苑個人としては、この「Vシリーズ」とやらの方が好み。
推理やトリックではなく、登場人物がこっちの方が気持ちいい。
しかし森博嗣はタイトルと章立てに凝るなあ。


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