出向コージ苑

2002年11月04日(月) 南へ(その3)

シェイクスピアホテルの素晴らしさは、朝食にもかくれていた。
ここ、メニューが一つに決まっておらず、リストの中から客が選ぶ。
軽いものからしっかりしたものまで、いくら頼んでも宿泊客は無料。
コージ苑はイングリッシュブレックファースト。
だってシェイクスピアだし。
朝食とは思えない量の皿をがんばって平らげる。
お味は言うまでもなし。

チェックアウト後、七味屋さんは市内観光、Y先生とコージ苑は買物へ。
コートである、コートである、コートなのである。
値段が高いデザインが悪いと、R市と同じようにいちゃもんつけてまわり、
そろそろ妥協しないとなあ、と思っていた矢先にその出会いはあった。
昨日見かけて「見るからにダメそうだよね」と評した店。
なんて言ったって店名が「ODA」である。日本かよここ。
R市で見かけていいなあ、と思っていたのと同じようなデザインで、
値段はこちらの方が5万円ほど安い。
皮の色はこげ茶色で、表面に細かい型押しの模様がついている。
汚れやすい襟元と袖口だけ人工の毛になっており、その他は完全に本物。
欲を言えば丈がもう少し欲しい気もしたが、あまり長すぎても泥跳ねが怖いので、
まあそこは良し悪し、と心を決めた。
日本で考えてもバカ高い買物ではあるが、
ここで過ごすにはどうしても必要なもの。
向こう10年間は余裕で着られる品質とデザインを選べたと思う。
他にも麻製品やら何やら、ちょこまかと買ってホテルへ戻る。
今回に限っては、全く日本人は、と言われてもしょうがないかもしれない私たち。

どんな旅行でも帰り道は長く感じる。
日本の歌謡曲をかけながら、ひたすら幹線道路を北上。
無事に北のL国R市に帰り着いたのは、夜の8時頃であった。
道路にうっすらつもった雪に寒さを感じつつも、
部屋で一人、戦利品をながめつつにやけているコージ苑。
きっと他の二人も同じことをしているに違いない。


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コージ苑