出向コージ苑

2002年10月11日(金) コージ苑、銀幕デビウ

ろくに寝られないまま、早朝に起床。
なぜかというと、本日コージ苑とY先生はバイトなのだ。
仕事の内容は「映画のエキストラ」。
日本人が少ない国にいると、たまにこういうおもしろい事が舞い込んでくる。
どんな映画かとか監督とか、ろくに情報もないまま指定の場所に出かける。

しかし骨の髄までニッポン人の二人は、
ここでなんとも疲れる半日を過ごす事になる。
まず、ロケバスで何をするでもなく1時間待ち。
のんびりやってきたトラックが、セットの設営を始めたのが1時間半後。
呼ばれて動きの指示を出されたのが、集合時間から2時間過ぎ。
…だったら集合時間遅くしてくれよ。
いくら「日」給だからって、人を待たせるにも程があるよ。
そして肝心の指示は、
コージ苑達に出している方もなんだかわけがわかっていない。
映画ってこんなものなのか?
話によると、一応有名な監督らしいんだが。
(ちなみに主役はかつて「ET」に子役で出演していた男性らしい)
同じ事、もしくは似たような事を何度も何度もやらされて、
すっかり凍えた二人が解放されたのは、5時間後のことだった。
たったワンシーン撮るのにこれじゃあ、いつ完成するんだろうこの映画。
日本で公開されないことを切に願う。

めでたくお給料を貰ったコージ苑とY先生、
しばらく旧市街をうろつくが、疲れたから帰ろうということに。
バス停に向かって歩いていると、
なんともタイミングよく(または悪く)、学科長のS教授に出くわす。
外国からきた客員教授を自宅に呼ぶということで、
私たち二人も誘われてしまった。
S教授はいわば上司、しかも優しくて人のいい女性である。
従ってこの誘いを断れるわけはなかった。
結局2時間近く、専門書で埋まった教授の自宅で飲んだり食べたり。

客員教授は、フランス人とロシア人のご夫婦である。
その奥様のお話。
調査でカトマンズへ行った時、
知り合ったフィンランド人のグループとクリスマスを過ごしたそうだ。
「そしてね、ロシアのクリスマスソングを歌ったのよ。
おかしいわよね、フィンランド人とフランス人とロシア人が、
カトマンズでクリスマスソング!」
奥様(というか教授)はそう言って笑っていらっしゃったが、
「フランス人とロシア人と日本人が、L国で英語を使ってお喋りをする」のも、
同じ位「あまりない」シチュエーションだと思ったコージ苑であった。


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